2011/06/11

細かすぎてよく分からない原付カスタム6

いつもお役に立たない話題でお茶の間を沸かせておりますが、今回もまったくお役に立つ予定がございません。
ミントカスタム計画もいよいよ佳境に入ってまいりました、今回は給排気系の完結編です。高野の倉庫でインスタントラーメンと当たりつきクラウンジュースで腹ごしらえをした後、一服して仕方なく3時間目の終わりぐらいに登校していた古き良き時代のサウンドになってしまった我がミント…。
(↑超ローカルネタにつき分かる人は店頭で立候補してください)
マフラーにスチールタワシを限界まで突っ込むもそれでも対象年齢は成人以下で、その後吐く寸前までグラスウールで密閉状態しにフタをして、なんとか大人しくなった。というところまではお伝えしたかと思います、それでも出だしのボロロロロ!というサウンドが小さくならず、信号スタート時なんぞ爆音にもかかわらずチャリに抜かれるほどの遅さで(見た目のヤバさも相まって)本当に赤面するほど恥ずかしい思いをしてきました。ついに限界を感じてバイク屋のお兄さん相談したところ…「そんな事言うんだったら最初からノーマルで乗ってればいいんですよ!」と怒られました、ごもっとも。
だが、ここでノーマルに戻したら男が廃る、全日本「なんとかする店」推進委員会副理事の私としましても、ここは(素人ならではの無謀な)創意工夫で乗り切るべきだと奮起しました。あとできることと言えば、気になっていたエキパイとサイレンサー部分のつなぎ目の漏れの再溶接で、忙しいのに無理をいってバチバチやってもらい、さらに耐熱性の強力なパテで隙間を塞ぎました。さらに、限界まで詰めたグラスウールを限界以上に詰め込んで、もはや「排気」というよりも「モワ~」っと湯気のようにしか出てこないぐらいのサイレンサーに仕上げました。そしてエンジン始動…もはやアイドリングの音はノーマル以下といって良いぐらいサイレント!よし、と思って試し乗りをするとボロロロロ!なぜだ!?もしかしてこの音ってマフラー以外から出てんのか?吹かしながら音の出所を探るとどうやらマフラーと同時に交換したパワーフィルターから発せられていることが判明、今までサウンドといえば排気音で、まさか吸気音でこんな音がするとは思ってもいなかった。ならばそれを塞げばいいのかと調べてみると適当にやるとかなりヤバイ部分である事が判明。しかし、原因が判ったのにもかかわらず放置するのは我慢ならず、なにか良い物はないかと考えているとスポンジ!あのリリィパイプの箱に入っているスポンジがあるではないか!それを円形に切ってフィルターを塞ぎ、エンジンをかけると微音…おおっ!これはもう完璧、あとは走れば文句なし、5m付近でエンスト。だめだ塞ぎすぎた。
ならば消音しつつ、吸気にも支障のない絶妙な厚さにすればいいだろうと仕事そっちのけで試行錯誤すること数時間、ついに神厚を発見!その日の帰宅時は抜群のサウンドが嬉しくてしかたありませんでした。心配なのはキャブから吹き出したガソリンをそのスポンジがたっぷり吸い込んで、いずれ火達磨になるのではないかと思いますが、その時はその時で。
それにしてもリリィパイプのスポンジをバイクの違法改造に使用するとはさすがのアマノ様も気づくまい。

相談時にバイク屋で「ヤマハパッソル」の試乗をさせていただきました、今から30年ぐらい前の原付スクーターですがこれがキビキビ走る上に、また楽しい!まさにホットバイク、乗り手にとって熱いバイクならそれがホットバイク、排気量なんて関係ないんだなぁ…と思うと、そうか!水槽もサイズなんて関係ないんだ、私は30cmですとか、まだまだ60cmですなんて謙遜するけど、その人が楽しんでいるならそれが最高なんだ、180cm買って「小さい水槽なんておもちゃでしょ?」とか言いながら藻だらけにしてるより全然良い。また一つバイクに教えてもらいました。