2011/12/05

たんぽぽラーメン

只今アップロード作業完了いたしました、ラーメン屋さんのウェブサイトはついに世界ネットワークの荒海に乗り出しのたのでありました。オーナー様への説明を兼ねて今回のサイトデザインの意図を書こうと思います。

オーナー様は三和区の「たんぽぽラーメン」さんです、セブンスのお客様としてご来店いただいていたのですが、セブンスのサイトを気に入っていただいたようで、製作の話が持ち上がりました。製作に関しての要望はひとつだけでした「好きにやっていい」…水景同様にこれが一番難しい。
というわけで、食わずして書くわけにはいきませんので以前書いたように何度か足を運んだわけです、全体的な構図としてはセブンスサイトを見ていただいていたということで同じように作ろうと決めましたが、それ以外のことは何にも思いつかない状態で数日が経過しました、ここで他のラーメン店のサイトを見てしまうとどうしても似るか、もしくはわざと違うイメージにしようとしてしまうので、見ないようにしてスーパーで食品のパッケージや通りの看板などを見ながらイメージカラーなどを絞っていきました。そして、二度目の実食をしているときに目に入ったのが出前などでつかう「おかもち」でした、その瞬間にすべてが見えたように感じ、その日から一気に製作に入りました。

メインのカラーである「黒」はオーナー様のラーメン作りに対する真剣さを表しています、この2ヶ月間でラーメンに対するお話を伺い、その熱い思いを何度も感じましたし、厨房に立っているときの真剣な表情からも受け取ることができました。

ロゴマークに使われている雷文(よくあるラーメンのマークね)は知恵の輪のような構造にしました、その意味は私の首に下がっているゴローさんのフェザーにあります。ネイティブアメリカン(ラコタ族)の間では鷲の羽根をかたどったフェザーには「自分に正直でいなければならない」という意味の神聖な物なのだそうです、その重なるフェザーを雷文で表しました。もちろんそのフェザーの意味も含めてです。

フォントの一部とロゴ素材などは全て手作業で描きました、それゆえに野暮ったい雰囲気になっていると思います。ウェブデザイン用のフリー素材などを利用すれば無機的で洗練されたイメージの物が簡単に作れますが、レトルトや化学調味料などを可能な限り排除してラーメン作りに挑むオーナーさんの心意気を映して、私もすべて手作業にしました。野暮ったいとは書きましたが、有機的で家庭的な雰囲気を感じてもらえばうれしいです。

残りの部分は全てアドリブと言ってもいいでしょう、「セブンスのサイトが良い」と言ってくれたので、フォントの選択、色使い、配置、テキストなどは俺のクセを抑えずに、逆に全面に出してみました。セブンスのサイトを見た事があれば一発で俺の仕業とわかるはずです。ぜひご覧になっていただき、文字化けや配置のズレなどがありましたらぜひ私に教えてください、このサイトをみんなで育てていけたら言うことナシです。

http://web.joetsu.jp/~sanwatanpopo/


水槽のあるラーメン屋さん、照明はいぶし銀「グリーングロウ604」搭載、渾身の一杯を召し上がれ。

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