2012/10/14

「B級の上級」が面白いところ

セブンス有機化計画地味に進行中であります、先日「入り口の吊り戸のデザインを決めてください」と言われました、さっそく方眼紙と鉛筆を出してコーヒー飲みながらデッサンを…って、改装宣言から何ヶ月も経ってんのにまだこんな事やってんの!?って思うでしょうが住居じゃないんですから急ぐ理由は全く無し!このユルさがまたいいんです。また担当者様も「決めてください」ってのがいいですよね、通常だとデザイナーが描いたスケッチなんかを見せて「こんな感じでいかがでしょうか?」ってな展開でしょうが、どうせ俺に何見せても素直に受け入れる訳がないから自分でやらせた方が早い!と。さすがわかってらっしゃる、メーカー様のベテラン営業担当様と同じですね、なのでもはや俺の要望は聞かずに、最初から「こうなりました」と結論から切り出す、余計な口論の時間を省く技であります。

外装の絵を描いた時もそうなんですがこういうときは鉛筆が一番です、木の柔らかさも、鉄の固さも、立体の陰影も鉛筆一本で表現できるので非常に便利。言葉で「あーしたい」「こーしたい」って伝えても必ず差異がでますから。
水景を創るまえにデッサンを描く…なんて手法を読んだことがありますが、逆にそれは絶対にしないです。創りたいイメージに合わせて材料を選ぶのではなく、目の前の材料に合わせてその素材の良いところを生かしきった水景にすればいいんです、最初にイメージを描いてしまったら順当なようでも、最終的にどこかギクシャクしてきます。

料理も水景も素材の持ち味を生かすのが基本です、峰不二子のボインと裸エプロンは永遠の男の憧れ、ロマンあり過ぎ申し訳御座いません。