2012/10/10

道場六三郎は弟子に自ら味を教えることは無い(らしい)

息子がどこかで早く走れる方法を聞いてきたらしく「もはや親父も敵ではない」みたいな事ぬかしてきやがったので、放課後の小学校のグラウンドに忍び込み、30mほどのハンデをつけた100m走をやりました。圧倒的な差をつけてぶち抜いてやるつもりでスタート!50mほどの所でスピードに乗り、ここからさらにトップギアに入れてブッちぎろうと思ったら「あ、アレ?」足が回らねぇ!?スピードに乗るどころかどんどん減速して、足がもつれながらもギリギリ息子をかわしてゴール。「ど、どうだ!お父さんの早さはぁ!」というセリフも血を吐く寸前でありました。

今日は書く時間がありますので、何か役立つ課題にしましょう。アクアリウムメンテナンスの中で「一番面倒くせぇ!」ぶっちぎり第1位は「水換え」です。店頭での相談でも多いですし、「なるべく水換えしないで維持したい」なんて言われるとガッカリしてしまいます。
面倒なのはわかりますが、水換えは(一部の例外はありますが)水草やサンゴを維持するためには欠かす事ができません。そして、面倒と思っている人ほど水槽の設置場所に無理があったり「道具」を揃えていない場合が多いです。
 
そこで、私が水槽管理契約する時に気を付ける事項を挙げますので参考にしてください。
たしかに一番最優先するのは「お気に入りの場所」に置くという事ですが、台の高さは脚立を使わなくてもよい程度、水槽上部にメンテナンスをする十分なスペースがある事です。あとは多少水をこぼしても良い環境が理想です。
 
水回りは近くに洗面台などの給排水設備があると最高ですが、無い場合は散水用の耐圧ホースで蛇口から水槽まで繋いで給水、同じホースで排水もできます。ホースには外部フィルター用の吸水パイプを付けて水槽に掛けられるようにし、手元にバルブをつけて止水もできるようにすれば1人でも余裕で作業できます。
こんな感じで水換えありきで設置から考えればそれほど負担にはならないはずです、ホースまで用意しなくとも水換え用にバケツを選ぶだけでも違います、家の掃除用を借りるのではなく、ホームセンターに行って大きさや注ぎ口があるようなのを作業の様子を想像しながら選んでください。

私も仕事とはいえ一週間で20本の水草水槽のガラス清掃と水換えをしています、同業者の中ではこれでも少ない方かと思います。この手の「業務用」的な手法は店側から教えてくれる事は少なくと思いますので、営業中に店の水槽掃除をしている時に「目で盗んで」ください。