2012/12/05

セブンス有機化計画 12

携帯電話が鳴って、塗装屋さんの作業倉庫に来てほしいとの事。
いやはやラッキー、こんな機会でもなければそんなマニアックな施設には入れませんからねぇ。原付すっ飛ばして急行すれば、外壁となる野地板に前日決めた白塗料を塗っている所で、2度塗りで止めるか3度目までやるかどうする?と。確かに1度塗りだけでは木の色がかなり見える状態で、その隣に2度塗りした板が置いてあり、それは全体的には白く染まっているものの、木目や肌の凹凸部分までは消えてない、さらに塗料の純白と木の色が絶妙に絡み合い、非常に暖かみのあるアイボリーに見える。多分3度塗りまでやると真っ白で質感もかなり薄れるはず、もはや悩む余地なし外壁は2度塗り板で決定!たったコレだけの工程なのに早くも想定外な事が起きたわけだ、塗料をアイボリーに決めていれば3度塗りにしただろうし、木の質感は死んでいたかもしれない。これから解体、着工に突入すれば完成まできっと毎日はこんな感じ…。
こういうのを待ってたんですよ!施工を頼んで即完成で終わりじゃなくて、イチイチ想定外とか、いろんな所に首突っ込ませてもらうのが最高に面白い。ノリはバイクのカスタムに近い?いや、楽しい事ってのはみんなこんな感じなんだろう。

この時期の建築は天候との戦いでもあるらしい、スムーズに進んでくれるのが一番だけど、ちょっとぐらいはハプニングがあっても…よくないか。