2013/10/09

純白砂の水景をつくろう 後編

セブンスカップ以来の台風接近、子供の通う小学校からは「危険ですので児童の外出は控えるようにしてください」と連絡メールが来ていたにもかかわらず、両手に段ボール広げてスケボー遊びをしていたら子供もろとも妻に怒鳴られて屋内軟禁の刑になりました。
風力を利用する科学的な(バカ)遊びができる貴重な機会ゆえ非常にもったいないのであります。
それにしても日本の遥か南で産まれた低気圧がこんなところまで来るんですから地球のスケールの壮大さには感服いたします。

そんな強風吹き付ける朝っぱらから専用車両で向かったのは運送会社の営業所。悪天候で荷物が遅れ…てなかった!苔石のデカイのが段ボール2箱届いたので一安心。これで今日の仕事は半分終わったも同然だぜ!
現場に着いて真っ先に段ボールを開封する、中には20~30cmの石が5個。理想とはちょいズレてはいるが大丈夫そうである。
さぁ、白い砂の敷かれた水槽を前に、出会って2分の石と格闘を開始する。事前に打ち合わせをしたイメージに合わせて石を組む…というか豪快に積み上げてゆく!
積み上げスタイルは初めてなれど、海水系で慣れているおかげか?さほど違和感なく30分ほどで約100kgの苔石がたった90cmの水槽に収まってしまった。
そして積み上げた石の上にわび草を並べて、用意したその他の草を石のすき間に差し込んでゆく…と、ここまで俺はピンセットを使っていない。これがわび草の世界なんだろう、たしかに手軽だがこれじゃ技術が上達しないよ、世界屈指の水草ツールメーカーがこんなの売ってていいのだろうか
な~んて考えながら2時間の作業で制作作業は終了。一度水を全て入れ換えて透明度を上げて、数歩下がって全体像を確認する…

なんかスゲェぞ!?

どう説明して良いかわからないが、少なくとも上越には無いインパクト度抜群、そして実在の作品イメージを取り入れてあるのでそれなりに「ちゃんと」しているのだ。何よりも現段階で石の存在感が際立っているので、草が増えた頃のバランスが絶妙になっているのではないか?

やっぱり初挑戦のスタイルは楽しいなぁ、問題は白砂の美観維持だわな。