2013/11/16

9.78 m/s² 3D

フィギュア…スケートではありません。四輪模型自動車に搭載する運転手の人形をパテで作ってみたんですが想像の20倍を超える難易度で驚きました、とりあえず頭は卵のように丸くすればいいやと思っていたのですがその球体ですら歪んで作れない、5分ぐらい手先で丸めてやっとそれなりになりました。そいつに帽子をかぶせるのですが薄く延ばしたパテで頭を覆ってシワをのばしているうちに、あれだけ苦戦したアタマがどんどん歪んできてやり直し。
再び5分かけてダンゴを作り、今度は慎重に帽子を乗せてヘラで帽子のふちをキッチリ整えてやると「…ズラみたいだな」。まぁいいや、色塗れば大丈夫だろう。
あとは顔の形成ですが、目を作るのに極小のダンゴを作って顔に埋め込んでやったら宇宙人みたいにキモチワルイ生物が出来上がってしまいまたしてもやり直し。
さすがにこれだけ繰り返せば手際が良くなってくるも、中盤で台座から首が取れて床に落下でやり直し。
後頭部がアヤシイものの、ここで妥協しないとあと何回繰り返すことになるかわからないので、一応完成という事にしましたが、顔中に指紋の後が残っていてマモーのようになっている…。

自分でやってみて初めて苦労がわかるというもの、本当にコレはスゴイと思った。オタクの文化を支える職人達はもっと違うことに技術を注ぐべきである。