2014/07/13

次回を狙うあなたのためにタイムテーブル風にしました

2014年7月17日

2:30
携帯目覚ましで起床して着替えをすませてから車に荷物を乗せる。

3:00
息子と共に自宅を出発、上信越道「上越高田インター」から高速道へ、一気に群馬の高崎インターを目指す。

4:30
眠気が限界でかなり危険な状況だったものの、これ以上遅くなると危険な予感がするので根性で運転する。

6:00
高崎インターを降りて5分ほど走ったところでついに現れた決戦の地「サンピア高崎」…と同時に駐車場を埋め尽くす車の量に愕然とする!不安は的中した、わずかに残る駐車スペースに滑り込み、300人を超える列の最後部に並ぶ。おいおい、まだ朝の6時だぜ?

6:30
行列はあっというまに500人を超えた模様、開場は7:30予定なのでパンを食いながらひたすら待つ。定員は1600人らしいけどあっさり超えるのではないだろうか?

7:30
もはや何人いるかもわからない、とにかく凄い人数。Tシャツ姿だとただのオッサンだったミニ四Dr.に スタンプを押してもらい、エントリーカードを受取る。ナンバーは352番、とりあえずこれでレース参加が確定。そのまま物品販売コーナーに向かうも凄い行列。

9:00
買い物だけで1時間以上並ばされた、ってか会計の効率悪すぎ。MCガッツがバイトみたいに働いてた(笑)。そしてレースはもう始まっている。

10:00
いよいよエントリーナンバー300番台の出走が近づいてきた、息子と相談の結果別々の組で走るのではなく、2人同じ組で走る事にした。どちらかは必ず予選落ちすることになるけども、通過する確率が1/5から1/2.5になるから長く楽しめるかも?という理由。

10:15
いよいよ車検の順番が来た。俺のぶった切りボディがパスできるか不安だったのでスペアも用意しておいたのだけども、あっさりと合格。と、ここでアクシデント発生!車検のタイミングがずれて息子が別の組になってしまったのだ!ジェスチャーで互いの健闘を誓い合い、ここからは独りの世界。
俺の出走レーンは1番、つまり難関フジヤマは電池が消耗した最後の5周目に来るので最高のレーン、これはいけるぞ!

10:20
前の2組が終わったら自分の番、小学生の時、そして復帰してから1年半の事を思い出しながら順番を待つ。あの時は守りに走って負けた、だから今日は攻める!
そしてスタートの時、俺の26年目のリベンジ、大きく深呼吸をしてシグナルを見つめる…

スタートッ!よし行けぇ!そして一番早く俺の所へ戻って来い!

序盤5台ともスピードはほぼ互角、ならば勝負は安定感、コースアウトしなければ勝ちだ。俺の勝負は5周目のフジヤマ、まずは難なく1周目から戻ってきた…アッ!?
最後のドラゴンバック後のコーナーで弾かれたマシンが俺の足元に転がってきた。それはまごう事なき俺のマシンだった、たしかにお前は一番早く俺の所に戻ってきた、戻ってきたが…早すぎる。
そのレースは5台全てがコースアウト、つまり今回は守りのセッティングをしていれば勝っていたのだ…。

ショックだった、ショックだったけどまずは息子のレースが気になる。半放心状態で隣のサーキットに行くとこれから出走するところだった、頼む!せめてお前だけは。
こっちも荒れた展開だった、とりあえず遅くてもいいから完走してくれと願った瞬間デジタルカーブで吹っ飛んだ。

    「そこかよっ!?」

分かる人なら分かる、まさかのスルーセクションでのコースアウト。あれだけ入念にフジヤマ対策をしてきたのに結局2人ともフジヤマに触ることすらできなかった。そう、俺達の夏は終わったのだ。

10:30
片道3時間かけて高崎まで行ってレースはわずか十数秒、しかも練習無しのぶっつけ本番、一発勝負。だけど文句はない、だって誰もが同じ条件だし、それがジャパンカップなのだから。しばらく2人とも放心状態だったけど。

13:30
まだあきらめるのは早い、レースは終わったがコンクールデレガンスがある。俺が作り上げた渾身のコブラで関東全域を震撼させ、模型業界に俺の数寄ぶりを知らしめてやるのだ!

14:00
あっさり落選、オマケの賞ももらえずにコンクールは終了。社交辞令とは承知だが、Dr.に「これも良かったですよ」と言ってもらえたのが唯一の救いか。

15:00
抽選会も終わり、二次予選も見ずに会場を去る。


とまぁ、貴重なお休みをいただいてこのような結果となりました。レースにしろコンクールにしろ「己の未熟さ」がはっきり出たと思います。片道3時間かけて参加するのはやっぱり過酷ですし、車のナンバーを見ると大人は相当遠くからでも来てるのでいいと思うのですが、子供達の事を思えば子供限定の小規模な企画でいいからもっと地方でやるべきだと思いました。
「そこまでして行く価値あるの?」とも言われそうですが、たった数十秒のレースでも参加したと、しなかったとの経験の差は相当あると思いますよ。

26年前の悔しさを忘れていなかった俺が言うんですから間違いありません。