2016/05/02

貯金とダイエットは明日から

「最近のブログはアクアリウムネタが無いですね」というお電話がありましたので(クレームではありません)、そんなセブンス的アクアリウムマニヤのために今日はウンザリするほどアクアリウムを語らせていただきます。

さっそくで申し訳ないのですが言い訳をさせていただくと、最近店頭の水槽はほとんど現状維持が精一杯の状態で、何かを仕掛ける事ができないのです。それは仕事としてレース開催を依頼されたりというのもあるのですが、正直言って今は何もイメージが浮かんでこないのです。絵でも音楽でもムリヤリ作って良いものなんてできませんので、こういう時は躊躇なく何も作りません。
逆に仕事としての製作依頼が多くて、何か面白い案があればまずそちらに採用してますので、おのずと自分の水槽は後回しになるのです。先週の入荷情報で書いた「グリーンファイヤーテトラを攻略したい」というのもその一つです。

火曜日に歯医者さんへ海水水槽を設置しにいきます。水槽サイズは90×45×60アクリルで約1ヵ月かけて積み上げたサンゴ岩「バベル2」がそびえ立ちます。サメ水槽での初代バベルは固定に使ったタミヤパテの量が足りなかったらしく、サメが暴れて岩が取れるという事象が起きたため、今回は(サメは入れないんですけど)パテの使用量を3倍にアップしてコッテリと盛ってやりました(3000円分)。盛った分だけパテが目立つのですが、その部分はシリコンとパウダーサンゴ砂を練り合わせたものでコーティングしました。
納品前に画像公開したかったのですが、水槽だけ急に納期が早まって先に行ってしまいました。なので立ち上げ後に写真を撮ってきます。
今回の海水水槽はイレギュラーな要望がなかったので、魚の種類も無難な組み合わせです。見た目を退屈にしないようにバベルの形状は奇抜になっていますが、特出しているのはそれぐらいかなと(照明はちょっと遊んだかも)。変なことやってほしいからセブンスに…という仕事ばかりではないのですよ。

まだ言わないでおこうと思っていたんですが、署名活動の最中に「自分で水族館を作りゃいいじゃん」と書いたのは無責任発言ではなく、ちゃんと現在進行中です。といってもまだまだ現実には程遠いですけど…。東京へ行った理由に「既存の建物を利用した事例を…」というのがありましたよね?そういう事なんですよ。建物なんて倉庫でいいんですが「倉庫を改装する」と「倉庫だったのように作る」とでは完成の姿は同じでも、そこに至るストーリが異なるので印象としても全然違います、そして細かいデティールにも必ず差が出ます。これは水槽の中でも言えることです。
その印象の違いと、壁材、窓枠の感じなんかを見てきたのです。最近は何でもエイジング加工するのが流行ですが、ここまで流行ると逆に興ざめするし、それゆえ本物のヴィンテージが余計に輝いて見えるようになります。平屋をリノベーションすることで、この辺の感性を磨いていきます。

そしてこの水族館計画で一番重要なのは「駅の近くであること」です。セブンスを建てる時なんて全く考えもしませんでしたが「物を買いに来る」のと「物を観に来る」とでは商圏も交通手段も大きく異なります。
セブンスのある大学前に駅を作る計画が浮上したり消えたりしているのをご存知でしょうか?そんな計画は市政の気まぐれでコロコロ変わるんだと思いますが、水族館を作る前にまず駅を作ることからこの話は始まるんです。程遠いというのはそういう事なんです、でもゾクゾクするほど面白い計画でしょ?

「毎日がつまらない」なんて言ってる人いますけど、自分で探してないだけでしょ?誰かに楽しませてもうらおうとしてるからでしょ?面白い事なんてヒマなんて言う暇ないほどありますよ。

こっちへ来い!