2017/08/25

水餃子もわるくない

春に行った東海旅では車での移動時間が長すぎて観光を楽しめなかったゆえ、今回はその教訓を生かし、同じ轍は踏まないように気をつけていたのですが…今回もやっちまいました。

午前3時過ぎに出発したものの、真っ直ぐ栃木に向かうのではなく福島へ寄り道してしまったんです。原発周辺のゴーストタウンを子供に見せておくべきだと思ったからですが、これが初日の予定を全て狂わせたわけで。

11時ぐらいには浪江町に入りました。去年はまだ立ち入り禁止区域だったので詳しい様子は見られなかったのですが、ヒドイもんでしたよ。町人全員がとつぜん神隠しにあったような、まるで時間が止まっているような感じで、ほとんどの家が雑草に覆われています。さらに、いたるところに小型の線量計が設置されていて異様な雰囲気でした。

俺だったら戻る気にはなれないと思いますが、その中でも帰宅する準備を始めている家が何軒かあって、時間や生活を取り戻そうとしている努力は強く感じられました。私が力になれることはほとんどありませんが、頑張っていただきたいです。

その他の地区はまだバリケードに囲まれたままで、絶望的な感じです。この現状を見ても原発再稼働をしようって人はいるんでしょうかねぇ?

その次は宇都宮で餃子を食べようという予定だったのですが、移動費をケチって一般道で南下したのが大きな間違い。やっと水戸周辺までたどり着いた時点で夕方17時過ぎ、しかも渋滞に巻き込まれて大きな時間ロス。まさに前回の四日市と同じ事になってしまったわけで…。

慌てて高速道に乗って宇都宮駅前に着いたのが夜19時半、餃子屋「みんみん」は20時閉店…ギリギリだった。

メニューは基本的に餃子と白米のみ。かなりストイックであるが、俺としてはそれが最高だと思う。王将で餃子と白米だけ頼んだことがあるけども、それを見た店員のおばちゃんがスープをサービスしてくれた…嬉しかったけど、別にヒモジイわけじゃないんだよ。

さらにその価格であるが、餃子2人前にご飯を付けても約700円というリーズナブルな価格設定。18時間運転してたどり着いた餃子の味は皮がモチモチしていて独特、中の具はアッサリとしていて幾つでも食べられる感じ。俺一人で追加オーダーも含めて4人前ちょい(25個ぐらい)ペロッといただきました。

美味しい餃子を食べられて大満足なんだけど、丸一日移動して観光イベントがコレだけってのは完全に失策だった。

再び水戸に戻ったのが22時過ぎ、ホテルに入って気絶するように寝ました。


つづく