2018/10/15

片道3時間で参加できる英会話実践教室

壮絶という言葉をそのまま具現化したような2日間でした。お休みいただいたお詫びも兼ねて今日はタップリ書きます。

帰宅後はしばらく放心状態になるぐらい燃え尽きましたが、まずは宴会の話からしましょうかね。私の席は案の定日本人席でした、しかも何で調べたのか話の合うメンバーをしっかりと揃えておりました。しかし「話が合う=事情を知っている」というわけで、逆に乾杯後すぐさま「行ってこい!」と、出陣できたんですけどね(笑

会場が暖まった頃合いを見計らって仕掛けたんですが、最初にブラジル勢にアタックしようと決めた作戦がマズかった!俺の中ではブラジルといえばサンバ、常に陽気な雰囲気でウェルカムしてくれると思ったんですよ。ところが俺の見た目と言葉遣いが想像以上に怪しかったみたいでもの凄い警戒されてしまったらしく…

不穏な空気が立ち込める中で噛み合わない会話をするうちにテーブルの一人が「あっちにもメンバーがいるぜ」と、いかにも俺をタライ回しにしようとする発言があったのだが、残念ながらアタック3年目の俺はメンタルが違うんだぜ!

3年前に同じリアクションをされたら消えてなくなりたくなっただろう、2年前だったら死にたくなっただろう。しかし、今年の俺はこうだった「オッケー、じゃぁ質問を変えよう」と。

すごくね?俺の成長ぶりハンパねぇよと、自分でも驚いたよ。でもその後もアクアリウムの話題じゃ全然盛り上がらなくて、こりゃダメだと。で、唯一ブラジルのローカルな話題を知っていたのがフォルクスワーゲンタイプ1(ビートル)の事を現地ではフースカと呼んでいる事だったのよ、だから「フースカって知ってる?」って聞いたけど最初「は?」っていう感じで「ほら、フォルクスワーゲンタイプ1のビートルだよ」って言ったらテーブル一斉に…

 「オォッ、フースカ!」 『オォッ、フースカ!』 「オォッ、フースカ!」

キターッ!この反応待ってたよ。よし、もうブラジル終わりでいいやと次のテーブルへ(たぶん『あの日本人は何をしに来たんだ?』と、思っていただろう)。

スペインのヤゴさんが暇そうだったのでヨーロッパのテーブルに決定。もうヤゴさんとは問題なく話せるのでいろいろ聞いてみたんですけど、リスボン水族館のアマノ水槽は入場者が続く限り展示が続くとか、カナリア諸島の動物園で作った10メートル水槽の制作費はナイショだとか、そんな話をしていたら隣の席のダンディなおっさんが乱入してきたんですよ。

とりあえずそのオッサンもスペインみたいですが完全に俺をオモチャにしてるみたいなんですな(身長も俺よりデカイ)。で、「お前は何も飲まないのかい?」なんて言うから近くのカウンターからジンジャーエールを持ってきたんですよ、そしたら「お前は未成年か!?」みたいなツッコミをされて「違うよ自分の席で日本酒を(ユウハ店長から)注がれまくったから、もう酒はいらないんだ」と。で、せっかくだからスペイン語で「乾杯」って言葉を教えてよって聞いたのに、いざその時になったら「カンパーイ!」ってオッサン日本語で言うんじゃねぇよ!と。

その後も「サグラダファミリア最高!」みたいな話をしていたんですけど、俺が言葉に迷って考えていると「まぁ、飲めや」って感じでジンジャーエールを注いでくるんで「このオッサンなかなかシブいじゃねぇか!」と。

その後もハワイ出身のアマノマニヤとの劇的な再会とか、もちろん日本人も含めてスゴかったんですわ。


後は何の話を書こうかなぁ?真面目なレポートはフェイスブックに書くから、ここでしか言えない事にしようかな。

今回初めてタナカカツキ先生とお話したんですよ、漫画家でありながらレベルの高いアクアリウムの作品を世に送り出しているでしょ?それってクロスアーツの先駆けみたいなものだから水族館の話とか相談してみたんですよ。そしたらビール片手に訳の分からない事ばっかり話し始めて「この人ホントに大丈夫なのかな?」と思ったんですけど、聞いているうちにまるで落し物をしたかのようなタイミングで核心をついた事をポロッと言うんですよね。こういう人って滅多に出会えないんですけど、感覚で生きてる頭の良い人間タイプな気がするんです(もしくは本当のアホか?)。なので慕うファンが多いのも納得です。

残念なのは私は努力だけが取り柄の凡人なので、こういう天才肌の放つパルスは上手く受け取れないんですよ。今後も年に一度は会えると思うので、少しずつ解析していこうと思います。


笑える話はこんなもんかなぁ?虚しさとか、憤りを感じる事もあったし、本当に内容の濃いイベントでした。補足なんですけど、担当S氏によれば当初私の席はブラジルチームにぶっ込まれていたようなんですが、上層部の指示により修正されたもよう。たしかに今回ブラジル席にぶっ込まれていたら途中で帰ってたと思います(笑)。でも来年は大丈夫、ポルトガル語もマスターしておけば良いのさ!