2014/08/07

諸事情により今年は施設名だしません

昨年と同じ岩肌の断崖が名所のキャンプ場へ行ってきました。天気予報はかなり怪しかったのですが、日没までは雨が降ることも無く、川遊びなどで自然を満喫できました。宿は木造のコテージでトイレはもちろん電磁調理器に冷蔵庫、そしてなんとエアコン完備、風呂は歩いて5分の温泉施設という完璧装備、これをキャンプと呼んでいいのかとも思うがキャンプ場なんだからキャンプでいいんだろう。

そんな豪華設備ゆえ、何事も無く終わるかと思ったがいろいろありましたよ。夕飯は鳥のもも肉を丸ごと照り焼きにして食パンではさみ、それを豪快に食おうという計画でした。しかし、いつもは完璧な私の妻が照り焼きのタレを家に忘れるという致命的なミスをして、仕方なく塩コショウで味付けをしようと落胆していました。俺としてはアウトドアらしいハプニングにワクワクしていましたが…。
さて、なるべくなら照り焼きを貫きたいゆえ手段を考えます。近くには廃れた酒屋と病院に併設された小さなコンビニがある、この2軒の店で手に入る調味料で照り焼きを作るにはどうしたらよいか?とりあえず酒屋の廃れ具合が凄まじいのでコンビニで奇跡のタレがあることを祈って入店、焼肉用ですら無かったね、そりゃ焼肉のタレ必要なヤツは病院に来る必要ねぇだろ!?って事か。ならば醤油とみりんがあれば普通に作れるけど…みりんが無い。さぁ、どうする?ここで俺が買ったのはダイエット用じゃない普通のコカコーラ。俺すごくね?
コーラを持って帰った俺は完全に変人扱い、全部お前が食えぐらいに誰も信じてくれませんでしたが、塩コショウで焼いた鳥もも肉に豪快にコーラをそそぎ焦げないように煮詰めれば見た目は照り焼きの完成、味見をした家族はその美味さに驚いておりました。まぁ、なんでも経験ですよ。

父親の尊厳レベルを一気に高めて意気揚々と就寝、日頃の疲れを回復させるべく10時には眠りに落ちました。たっぷり寝て眠りが浅くなった頃にコテージの入り口ドアを「コンコン」とノックした音が聞こえたので、子供がクワガタ捕りにでも行ったのかと思い目を開けるとまだカーテンの外は真っ暗、子供は…まだ寝てるのか。ところで今何時なんだ?と時計を見たら午前2時半………。
全身に鳥肌が立った、そして直後に天気予報的中のどしゃ降り。ダメでしょこれは!?ならば自然現象でノックの音が鳴る可能性を考えてみよう、音はかなり硬い感じで入り口はガラス製、虫が当たったらもっと高い音になるだろうし、他に硬いものなんて当たる事はまずない。そして「コンコン」のリズムが自然現象にしては不自然過ぎる、しかも音は後にも先にもその1回だけだったし…。

その後明け方まで眠れませんでした。来年は別の場所にしようかな。