2013/04/18

ラスベガスのスイートルームで富豪がワイン飲みながらやるツイスター

熱帯魚専門店オーナーの本日は朝からミンチョで片道30分のお宅の水槽メンテ。玄関外にある90cmの川魚が泳ぐオーバーフローの大掃除です、桜散るとはいえ気温は10℃以下、推定水温5℃の水に手を入れれば冷たいというよりも痛いという感覚、アクリル面をスクレーパーで数秒削げば「ングォァァァーッ!」という悲鳴と共に手をを上げて、また水槽に手を入れるの繰り返し(オーナ様は留守です)。容赦なく水道水で換水してヒーターで少し水温を和らげてからタナゴとモロコを追加して作業終了。

11時前には店に戻ったので、まずば気になっていたテレビアンテナの撤去。昨年の強風で根元から折れ曲がり、見た目が悪いので廃棄しようと思っていました。ちょうど足場が組まれているので屋根には簡単に上れますのでスパナでボルトを外してヨイショ!と引き抜けばその姿は屋根の上で躍る火消しの纏(まとい)。意外な重さにアンテナごと下に落ちそうになったので隣の空き地に「ンォラァッ!」っと放り投げてやりました。

続いて、格納庫完成までにやろうと思っていた天井裏の断熱材の敷き直しをやるために上りました。外は防寒具が必要なほどの寒さなのに天井裏はサウナ状態、シャツ一枚になったにもかかわらず10分後には汗だく、さらに梁と柱とケーブルが絡み合った高さ60cmほどの空間を移動するにはボルダリングで水平移動しているのと同じ、両手足のほかに両肘両膝を駆使しての全身運動、時々「ンナラァングゥーッ!」という奇声が天井裏から発せられるのでとても営業中にはできない作業です。なぜこんな事をしなければいけないかと言えば、建設時の電気工事屋が天井裏の断熱材を剥ぎ取ったままの状態で放置していたからで、どうしてお金を貰ってこんな素人以下の仕事をするのか理解できません(照明の取り付け方もひどかった)。そしてこんな電気屋にしか仕事を依頼できない工務店のモラルも理解できません。しかし、一番悪いのはそんな工務店に任せた私自身です、だから汗と埃と花粉症の鼻水まみれになっても自分でやるべきなのです(格納庫を任せている職人さんたちは全て別の人達です)。

というわけで、今日も熱帯魚専門店オーナーとしてすばらしい仕事をさせていただきました。見えない所ほど妥協しない、男の仕事とはそういう事でございます。