2021/01/20

51.発泡スチロール

魚を仕入れる時は外気温の影響から生体を守るために必ず発泡スチロールの箱で送られてくるが、これが貯まってくるとかなり邪魔なのである。

請求金額には箱代も含まれており、お金を出して買った箱を、処分代を払って捨てるという二重コストをどうにかできないものか?と、考えた。

ちょうどその頃、天井の結露に悩まされていて、現状を確認するためにと屋根裏に上がったら天井裏の断熱があまりにお粗末で驚いた。ただでさえスカスカだったのに加え、電気工事の際にずらしたグラスウールがそのままになっていた。だからウールが無い部分だけ冷えて結露していたのだ。

ここで発泡スチロールの再利用と天井裏の断熱がリンクした。ある程度箱が貯まると、箱を切って板状にした発泡スチロールを丁寧に並べてる作業を繰り返し、3年がかりで天井裏全面をカバーした。

なんとこれだけで結露が消えたのに加え、冬場の光熱費が2割も下がったのである。ゴミでエネルギーを削減するというお手本のような出来事だった。