2012/06/04

夏の屋根裏は山菜採りよりも危険

昨日コレを書いて寝ようかと思ったタイミングに消防団からメールが届いた。どうやら高齢の男性が山菜採りに山に入ったまま行方不明という事らしく、翌早朝からの捜索に協力してほしいという内容。翌日も朝からメンテ業務や営業もあるが…まぁ、なんとかなるだろうと参加を申し出た。
朝5時前に起きて集合場所に到着すると目の前は前人未到なんじゃないかと思えるような森、崖、沢…高齢でここに踏み入るなんて不可能だろう?と参加者誰もが思ったはず。こういう捜索は何度か経験があるが消防団が呼ばれる時点ですでに生存率が低い事が多く、高齢でしかも一晩経過しているという事もあり申し訳ないが諦めムードで捜索が始まった。
15人ぐらいの列で木の枝にぶら下がりながら沢に向かって崖を降りてゆくと先頭の方から「発見!発見!」の叫び声が聞こえた、俺はその惨事の光景を想像してしまい思わず背筋がゾクっとし妙な緊張間に包まれていたが、現場にたどり着くとなんとご老人は生きていた!何が起こったのかはわからないが全身土まみれで立つことすらできない様子だが話もできている、あぁ~よかった~。いろんな意味でマジでよかった。
そこからはもう海猿の世界、低空のヘリからワイヤーで隊員が降りてきて、ご老人を救助。ヘリが起こす凄まじい爆風の中、10m先で起こっている救助劇を見ているとなんがか心が熱くなってきてしまった。

早期発見が功を奏し、解散後帰宅してもまだ朝の8時でその後の業務も通常通りに済ませる事ができました。みなさまも山に入るときはくれぐれも気をつけてください。なお、消防団員は常時絶賛募集中であります。