2015/09/23

Gペンから筆ペンに持ち替えたというわけか

昨日と今日、二日分の合併号としてお届けします。

まずは見附市にある民宿まで海水魚を届けました。この民宿は数年前の改装工事の際に設計から水槽設置に参加させていただいたところです、距離だけに年に1度伺えるかどうかですが、こういう機会を利用して機材の点検やシリコンの継目チェックをさせてもらいます。
偶然にもその日はADAに勤務していた人が泊っていたそうです、しかも関西方面からギャラリーと写真展に行くために来たのだとか。残念ながら入れ違いで会うことはできませんでしたが、ぜひ話をしてみたかったです(会社を辞めた理由も含めて…)。
そんな話を聞いて、自分もギャラリーに行った方がいいような気がしてきたんです。遺作をしっかりと記憶に残しておくべきですし、何よりもギャラリーに行ける機会なんてめったにないので。

見附市から1時間ほどで到着、立場上ここへ来る時って何かしらの試練があるのであまり良い思い出のない所ですが、まずは特約店登録に尽くしてくれた社員様がおりましたのでご挨拶。…も、そこそこに水槽を観るのですが、一瞬で感じた感想が「どの水槽も、ざっくりしてるなぁ」と。良く言えば大胆、悪く言えば大雑把、意図的なのかテキトーなのかは分からないけど石のサイズ選択もアンバランスにしか見えない、不安定な要素を取り入れているのだろうか?
流木水槽に関しても全体的にウィローモスが伸びすぎ、草の密度もやや低い、とにかくほとんどの水槽に繊細さが欠けている「らしくないなぁ…どーしちゃんたんだろう?」 俺の目が肥えてしまったのだろうか?そんなわけないよな、よほど巨匠の体調が悪かったのか?それとも何か理由があるのか。
例えば近年のコンテストスタイルは作り込みが過剰過ぎて見る側の創造性を完全に無視しているつまらないものばかりなので、あえて極限まで削ぎ落としたものを作る事によって警鐘を鳴らしているとか?最近は水族館水槽を手掛けていたので、無意識に長期維持とメンテナンス性を考えすぎたスタイルに落ち着いてしまうのか…?
どちらにせよ趣味として人を惹きこむ事はできても、俺みたいに人生に影響を及ぼすまでの作品ではないなぁ。もしや本人の作品ではないとか!?いや、石目の揃え方のクセは完全に巨匠のものだ。あ~っ、全然わかんねぇ!

結局モヤモヤした気持ちでギャラリーを後にし、気持ちを切り替えるために女池ホビーロード(完全に切り替えすぎだろ!?)ヘ。しかし、ここでも葛藤があったのは2個で756円(×3セット)のベアリングを買う勇気が出ないのだ、今まではこれくらいの何の躊躇いもなく買ってたのにどうしたんだ?
そのまま5分ぐらいベアリングを見つめていると万引きすると疑われ始めたのか店員が見張り始めたので結局買わざるをえない状況になり購入、いつのまにか自分の金銭感覚が正常化されていた事に驚く。
金銭感覚の壊れた人間はイオンモールのメダルコーナーとUFOキャッチャーに4000円もブッ込み、結局最後は後悔の気持ちで満たされて帰宅するのである。帰宅時刻は午前2時、やはりオール一般道はキツい。

決めた、28日は長岡経由で帰ろう。完全に壊れました。