2016/07/10

セブンスターズ シーズン2突入

レトロな名品販売で利益を上げるのが本家なら、無価値な産業廃棄物を高額で購入する我らがセブンスターズ。お久しぶりでございます、久しぶりに産廃を購入したので、そのストーリーをおとどけしましょう。

新潟縦断ミニ四駆遠征のついでに某リサイクルショップに寄らせてもらいました。上越とは違って人口の多い地区の店は品揃えが豊富で思わぬ掘り出し物に出会える事も多い。ただし、リサイクル品、さらにはアンティーク物に関してはある程度の相場知識がないと無駄な出費をすることになるので注意だ。

普通の中古品コーナーは、ほとんどが相場の2割増程度の価格なので後回し、まずはジャンク品コーナーへ直行。ここにあるものは普通ならCDプレイヤーは音楽を聴くため、プリンターなら印刷するために物色するが、そんな固定観念を払拭すると今まで見えていなかった世界が見えてくる。例えば壊れた一眼カメラはオブジェに、古い映写機のケースはちょとした収納ケースにするなど、その可能性は千差万別無限大。見ているだけで想像力を刺激してくれるのである。

地元の約10倍の商品量に感動しながら次はアンティーク物のコーナーへ行く、ここもネットオークション相場をよくチェックしているようで、さほどお得感はないのだが「ソレ」を見た瞬間凍りついた。
昭和30年代に使われていたと思われるレジスター。セブンスで使っているレジの次なるものとして、ずっとこういうのを探していたのだ。計算機能や印字機能は修理不能ではないと思うけど、電卓や手書き領収証で代用できるので度外視、重要なのはドロワ(引き出し)が開くかどうかにある。
販売時はいたずら防止のためかレバーが固定されていたので、店員さんにお願いしてテストさせてもらった。画像では分かりづらいが右側にある小さなレバーを引くと…チンッ!という軽快なベルの音と共にドロワが飛び出してきた。

 「買います!」

即決である。特にアンティーク物は「次」が無い事が多く「悩んだらとりあえず買っとけ!」が鉄則である。しかも相場の1/3程度の2000円という超掘り出し物だ!

セブンスに持ち帰ってから内部まで丁寧に拭き上げ、ドロワは水洗い、汚れたステッカー類をはがし液で除去、ベアリングには注油をしてメンテナンス完了。今のカシオが再起不能になったらコイツが代わってセブンス終期まで活躍してくれるでしょう。

コイツに引退はありません、だってもう壊れてるんだから。これがデジタルには敵わないアナログ製品の潜在能力なのでございます。