2016/09/05

夏の陣 泣

東北地震の経験から「手動で加圧した空気を少しずつ水槽内に添加する商品」が発売されていたのを覚えていたんだと思うが、ペットボトルロケットの仕組みを利用して、ある程度の空気を高圧状態でペットボトルに溜めて、それをスピードコントローラーを使ってエアレーションを行う装置を作れば、光合成の行われない夜間を乗り越えられるのではないか?と思ったわけ。

しかし、ペットボトルはジュース1本買えば済むものの、逆支弁からスピードコントローラーに至るまでの耐圧パーツの材料費を見積もると約6千円…すでにタミヤの太陽パネルで痛い出費をしているだけに何とか抑えたいところ。

そこで、自転車のタイヤで使われているバルブを利用すれば安く済むのではないかとホムセンの自転車コーナーに行ったが売ってない。店員さんにバルブだけ欲しいと言ったら、あれはチューブと完全にくっついてなければならない部分なので、バラ売りはありえないと。事情を説明して古タイヤでいいから貰えないかと頼んだら「こんなのでいいの?」と1本くれた。
チューブからバルブだけを切り取り、これをペットボトルのキャップに固定できればオッケーなのだが、なんとネジのピッチが特殊らしく普通のミリボルトが入らない、ボルトが入らなければキャップに固定もできないしスピードコントローラにも接続できない、試行錯誤を繰り返したがダメで結局耐圧パーツのフルセットを買う事になった…。

当然ながらエアレーションシステムは完璧に仕上がり、1回の充填で4時間エアーを出し続ける事ができた。今回は1.5リットルのペットボトルだったので、2リットルが手に入ればもっと長くできるはず。

これで主要3機種が出揃った、せっかくなので水槽の中身もブランチウッドとレプリカの水草でデコレーションさせて雰囲気もバッチリだ。今年はコイツで勝負してやるぜ!

結果発表は今週末、カルチャーセンターでの展示会で行われる。私は行かないと思うが、実物を見られるチャンスはそれだけなので興味のある方はどうぞ。

なお、製作にかけた材料費は1万円。普通のエアーポンプと冷却ファンの電気代だけなら1万円で15年は動かせるだろう。どちらがエコかは審査員の判断しだいである。

おわり