2018/12/01

R-1食べてもダメな時はダメさ。

必要な時ほど欲しい物が無い。これまで数え切れぬほどこのパターンを経験してきましたので、だったら別に必要じゃないけど集めておこうと決めたのが鉄製のドアと窓です。

軽さや防錆の面ではアルミや樹脂製の方が断然有利なので、ドアはともかく窓なんて今や鉄製は作られていないと思われます。必要になった時に作ってもらう事もできますが、リプロダクトではどんなに頑張っても出せない「味」があるんですな。例えば役に立つとは思えないガッチガチの石みたいなコーキングとかね。


しかし、いきなりそんな物を「ください」と言っても貰えるものではありません。なので、手当たり次第思いつく限りの解体屋さんに現場にそういうのがあったら欲しい!とお願いしておいたんです(普通は断られますので参考にしないでください)。

そしたら先週の水曜に一報が入り現場に行くと推定築40年の倉庫に鉄ドアと窓があったんですな。で、連休中なら現場が休みだから外して持ってって良いと言われて、唯一スケジュールを確保できたのが金曜祝日の午前中だったと。その日の夜から神奈川に向けて出発する予定だったので、できればそんなリスキーな作業はしたくなかったんだけど止むを得ず。しかもタイミングの良いことにシーズン初の寒波到来だったじゃないですか、前日夜からアラレが降るような寒さだったわけですよ。

唯一の救いは倉庫の中だったので、防寒対策だけしっかりしておけば大丈夫だろうと現場に行ったらすでに屋根が壊されていてそこは雨ざらしで「ぎょぇ〜!」ですわ。

冬の日本海側特有の冷たいどしゃ降りの雨の中、上着も靴もビショビショで窓枠をグラインダーで切ったりして…こりゃ確実に神奈川で熱出るなと。しかも外した窓が重いのなんのって、冷えた体でフラつきながら軽トラまで運んでいると「ヒサトさん、俺運びますよ」って手伝いに来てくれた後輩がヒョイッと持って行って…

  「惚れてまうやろっ!」

危なかったなぁ、あの時だったら抱かれても断らなかったと思うよ。それにしても俺よりも小柄なのにどういう鍛え方してるんだろうなぁ?しかも彼は全身雨対策してあるし、現場慣れしているところがカッコ良いわぁ。

結局ほとんど彼に任せてしまって今回の収穫作業は終わったのであります。あとはまだドア2枚と窓10枚、できれば鉄製の吊り戸も欲しいんだよね。有力情報お待ちしております。