2012/08/02

夜の涼しさに秋を感じる

高熱騒ぎの発端となった海水浴からやっと一週間が経過しました、普通に考えれば病み上がり期間ではありますが、夏休みは立ち止まってはくれませんので体にムチを入れて車を走らせます。

先週お客様から「錆を使った建築ならキョロロに行くべき」という情報をいただいたのですが、はてキョロロとは一体何か?調べると松之山のブナ林の近くに森をテーマにした施設があり、その名前がキョロロというらしい。しかも夏期間はクワガタ、カブトムシさわり放題、そのままブナ林に狩りにいくという夏休みうってつけの展開にもっていけそうだったので今週はコレに決めたわけです。

車を走らせること1時間ちょいで到着、そこに見えたのは巨大な錆びた鉄箱というか、知らないで来たら廃墟と見間違うような建築物。この外壁はコールテン鋼という金属でできているらしく、表面にできる錆の層がそれ以上の腐食から守ってくれるという材質らしいです(ステンレスもそういう類だったような?)、なので錆びていて当然なんですがそれがまた強烈なインパクトを放っておりました。
これはマニアックというか、それを知らない人にとってはいろんな眼でみられるんだろうなぁ…それにしても挑戦的な建築であります。

子供はカブトムシやらに惹きつけておいて、私は建築内部を散策。シンボルともいえる高い塔に登る階段があるのですが「芸術作品として作られているので照明はありません」というような注意書きで、確かに上を見上げても真っ暗闇。すれ違う人すら見えず危険すら感じる螺旋階段。そして何よりもその塔だけ冷房が無い!130段以上ある階段を上るほど暑さは増して、鉄板で囲まれた塔の最上部にたどり着いたところは絶景以上の激暑でそのまま天に召されるところだった。

体力を使い果たしたところで施設探訪は終わり、本日の締めくくりはブナの原生林での狩りであります。こちらも確かに見た目はすごい、マックOSのスクリーンセーバーの中にいるようでありましたが、イメージとは真逆の蒸し暑さにカウンター攻撃!息子と汗だくで1時間ほど遭難してコクワガタのメスを1匹ゲットして終了。まぁ、それなりに夏休みっぽい事はできました。

家に帰るとそのクワガタはお亡くなりになっていました、車中での熱中症が原因と思われます。みなさまも熱中症にはくれぐれもご注意ください。