2012/11/09

小数点以下の燃費数値で争う軽自動車業界が悲しい

アクアジャーナル最新号届きました、年末にかけてお騒がせなのは大量オマケ付のセット販売企画でしょう。きっと他のショップ様のウェブサイト辺りでは「予約受付中!」なんて言葉が飛び交っている事かと思います。疑問なのはそのセットの中に含まれているアクアスカイが単独購入でさえ入荷1ヶ月待ちとかいう不安定な状況なのに、どうしてセット販売なんか行うのか?という事です。たぶんセットの方に優先的に在庫が回されるのでしょうが、その分だけ単独購入の人に迷惑をかけるのは明白なので、それを承知でこのセット企画を立ち上げたのにはかなり疑問を感じます。こういう企画は生産に余裕を持って立ち上げるのが筋なのではないか?と思うわけで。

さらに「このセット販売を年末商戦にお役立てください」みたいな事が書いてありました。今まで散々書いてきましたが、何よりも経済効果があるのは「カタログ」なんです!カタログがなければそのセットがどれだけお得なのかも伝わりませんし、その何万円もするセットを買いに来る人なんて田舎の店じゃ数人いればいいところでしょう?でも、カタログ配布します!という事になればセブンスでさえ300人は来てくれますよ、売上がどうのよりもまずは人に来てもらうきっかけを作るのが対面販売の基本だと思いますし、やっとそこから先をどうするかが経営者の手腕の問題なんです。

カタログ作る資金や時間が無いのなら、有料でいいからリングファイル式にすればいいわけ。で、新商品や仕様変更の度に追加ページを別売すればいつだって最新の内容のカタログとして使えるじゃないですか、しかも有料のディアゴスティーニ方式なら気合の入ってるユーザーなら英語版までコンプリートした完璧な内容のカタログとしてカスタマイズするし、そうじゃなくとも買ったカタログなら誰も捨てるヤツはいない。それこそがエコだし、有料のカタログをショップがお客様にプレゼントするなんて手法にも発展できます。

パテントの壁が無ければ俺が作りたいぐらいです。すみだデビューから、侘び草入門、そして小型水槽フルセットで新規ユーザー獲得狙っているようですが、ユーザー増幅路線の製品開発はそろそろ終わりにしませんか?目指しているのはユニクロなんでしょうか?せめて75cmのフルセットにすれば国内と世界を同時に引っ掻き回す事ができたかもしれません。

ディアゴスティーニ方式なら、カッティングマットとして使う事もなかったと思います。