2017/06/15

ニュービートル2回分

無事に帰還いたしました、今回も例外なく壮絶な旅路でありました。

あの後いろいろ考えた結果、朝6時に直江津を出る電車に乗ることにしました、5時起きにも関わらず妻が送迎してくれるという事になりましたので。

6時前に直江津駅に着いたのですが、まずあの水槽の照明が点いていた事に驚き。もしかして24時間点灯なんだろうか?メンテナンス性も疑うけど、生き物虐待的にも大丈夫なのか?始発列車は5時頃なので、その時間から点灯なのかもしれないけど、どちらにせよ維持できているのが不思議である。

さすがにこの時間の乗客は数名のみ。誰もいない駅のホームから電車は出発し、糸魚川で乗り換え。この時間になると通勤や学生の姿が目立つようになる。

県境を越えると車内は満員で、そのまま富山駅まで混雑していた。直江津から約2時間で到着。

朝の日差しが気持ち良い駅前のベンチでしばし休憩。時刻は朝8時、職場へと急ぐ通勤客の半分の速さで歩きながら市内散策スタート。

途中でカト【ソ】ック教会を発見、こういう無意味な街歩きはバルセロナ以来である。それにしても富山市街地は歩道やバス停などの設備がしっかりと整備されていて清潔感がある、史跡も町並みの中にしっかりと残されていたりとインテリジェンスな雰囲気を感じるなぁ。

どこかのカフェで朝食でもと思ったが、手頃な店を発見できずコンビニの駐車場でパンをむさぼる。この時点で9時を過ぎており、名残惜しいが今回の散策はここまで。

9時30分、バグワークス到着。すぐに出発する予定だったのだけども、オーナー様が点火タイミング等の最終調整作業中だったので、ここぞとばかりに店内を見させてもらった。それにしてもセンスの良い佇まいである。

車検に訪れるたび、いつも店内を徘徊する犬に襲われるのだが、私は生粋のネコ派ゆえ相手をしなかったら最後はスネた。

1時間ほどで整備は終了。今回の整備内容は足回りのメンテナンスとキャブレター清掃、ファンベルトとプラグ交換、そして点火調整など…結構な盛りだくさんである。撮り貯めた写真と共に丁寧な説明を受けるのだけども、一番下の請求書の数字が気になって説明が全く耳に入らない。

じらさないで殺るなら一思いに殺ってくれ。で、最後のカミングアウトされたその金額に…グブッ…その場で切腹したくなった。

だけどもそれはボッているのではない、むしろ良心価格。50年前の車を維持するための必要経費としては格安である。

そして乗ってみて実感するその調子良さ。エンジンの回転はスムーズに、トルク感は2割ほど向上した。もたついていた上り坂がラクに感じるほど。さすがプロだねぇ~。

帰りのドライブも楽しめたのは最初の15分だけ。水分補給は最小限に、親不知からトイレをガマンし、肩と腰の張りに耐えながら3時間のノンストップ狂四郎…富山市は絶妙に遠いんだよ、もう少し離れていれば仕方なく高速道で行こうと思うんだろうけど、ギリギリ一般道でいけてしまう距離なのだ。

また2年後かぁ…次回は財布と体力が耐えられるのだろうか?