2018/01/14

キレ味抜群

ようやく大雪も落ち着いたようです。

さすがにこれだけ積もってしまうと徒歩通勤になり、ビートルは1メートル近い雪にすっぽりと埋もれて全く姿が見えない状態でした。こうなってしまうと、慎重に雪を払わないとアンテナを折ったり、思わぬ破損につながるので時間に余裕がある時にやろうとそのままにしておいたんです。

ところが、昨日の出勤前に車のところに行ったらビートルが掘り出されてたと。その横にオヤジが立っていたと…。

車に対するオヤジの無頓着さには以前から警戒していて、自分の軽トラにはスプレー缶塗装するし、母の車には一晩中井戸水をぶっかけてマダラ模様にさせたりとロクな事がない。

「車の雪、落としといてやったから」と、手に持っているのはスコップ…だけ。この時の俺の心境をどの様に表現すれば良いか?パンパンに膨らんだ風船に「割れないでくれ!」と祈りながら極太の針を刺すような、限りなくゼロに近い可能性に全てを賭ける状況とでも言えばよいか

「無事でいてくれ!」と願いながら近寄ったビートルのボディには、無残にも無数の引っ掻きキズが…。

「このクソジジィを殺す!」

ここまで殺意が高ぶったのは中学3年の時以来である。すでにこのビートルはポンコツだし、キズだってあちこちにある。自分のヘマでやったのなら自己責任なんだから納得できる。しかし、これまでさんざん言ってきたにも関わらず、車に対しての常識を学ぼうとしてこなかった人間だけに余計腹が立つ!

中学生日記でヴィンテージのジーンズを母親に勝手に洗濯された上に膝のダメージを縫い付けられてブチ切れてた主人公の気持ちがよく分かるわな。

今年は年明けから人間不信になりそうな事が頻発しているゆえ、せめて自分が人を裏切るような事をしないように注意しよう。ところで中学生日記ってまだやってるの?