2012/05/26

家政婦は見ていた

今日は小学校の運動会でした、今年は娘と息子両方出場なので去年よりは退屈しなくて済みそうです。

お父さんはビデオの撮影係です、プログラムの最初からいきなり2人が出る徒競走でしたのでカメラを持ってゴール付近で待っていると、あれよあれよという間に人だかりになってカメラ構えてようが前に人が立ったりともはや無法地帯と化した。しかも50m先の子供は肉眼では皆同じにしか見えず、カメラのズームで探そうにも逆光やら映りこみやらで確認不能。半パニック状態で撮影開始、先に走る娘をなんとか探し出しカメラに収めた、結果は6位…まぁわかっていた結果さ。次は息子だ、同じようにカメラを覗き込みながら必死に探すと明らかに挙動不審な俺の息子っぽいヤツを発見!間違いねぇとカメラで追うと結果は4位…まぁまぁ頑張ったほうだろう。
応援席に戻ると別の場所から見ていた妻が興奮した様子で戻ってきて「すごいよ!1位だったね!」と。…え?急いで撮った映像を確認するとどっかの知らない子供が映っているじゃねぇか!?速攻削除したのと同時に息子の晴れ姿を取り損ねた(そいつの次に走ったらしい)罪悪感でしばらくレジャーシートの上で体育座りの放心状態。

次の出番は親も参加する玉入れだったので、ここで挽回すべく俺は作戦を練っていたのいだ。まず子供の出番が終わりいよいよ大人の出番だ、俺の作戦は玉を大量に集めて一気にカゴに放り込んでやる手法、「始め!」の合図と共に俺はプライドを捨てて地面に這い蹲り、両手に抱えきれないほどの玉を集めてあとは天空のカゴに向かって投げるだけ…「パンッ!」というピストルの音と共に「そこまでっ!」の声…。

ちびまるこちゃんの実写版か!?と疑うようなオチ。俺はもう息子の顔を見る勇気がなかった、昨日の晩からいつも練習で自分の組が負けていたのでいっしょに頑張ってほしいと頼まれていたのに…お父さんは一個も投げずに終わったよ。まぁ、みんなカゴばかり見ていただろうから俺の失態はバレていないだろう。と、思っていたら…

昼食は無言でむさぼるほうに弁当を食べて、そこから逃げるように店に出勤した。