営業終了予定のお知らせ

セブンスヘヴンズは新規事業移行に伴い、店舗及び販売業務を2021年7月3日に終了させていただく準備を進めております。
終業までの期間によってはお客様のご要望にお応えできない事もございます、ご了承ください。
残り限られたお時間ではございますが、精一杯努めさせていただきます。


www.seventh-heavens.com

2021/01/16

折り返し地点

次回のセブンス百景が50話目になり、いよいよ後半戦に突入します。ある転機と共に流れが大きく変わるわけですが、それと共に新たな感情にも悩まされてゆくことになります。

ただ、転機後の話はウェブサイトやブログで公開済な事も多いので、できるだけ誰も知らない話を選りすぐって書けたらいいなと思っています。

このペースで進むと3月には連載が終わってしまいそうですが…それで良いんじゃないですかね。その時点でコラム掲載は終わりにして、残りは再び業務的な内容だけにしましょう。

そろそろ百景のエンディングも考えておかないと。

2021/01/15

49.クィーンエンゼルフィッシュ

下積み時代からクィーンエンゼルが大好きだった。誰もが認める海水魚界の女王の風格と、表情の可愛らしさのギャップが最高だった。

セブンスの開業に合わせて目玉になる魚を泳がせておいた方が良いという助言を受けて、特大のクィーンの成魚を仕入れた。しかし、初期の不安定な水槽環境が原因でオープンから一週間も経たずにクィーンを死なせてしまった。

亡骸を土に戻しながら「コイツは何のために地球の裏側まで連れて来られたんだろうか?」と考えたその瞬間からずっと、私はこの仕事に対する理不尽に悩まされてきた。

2021/01/14

読者いるのか!?

もはや雪の話も聞きたくないと思います。地元民のSNSも雪の画像ばっかりで、だったら水着のお姉ちゃんの画像でも載せてやろうかと。だから雪の話は今日で完結にしましょう。

昨日の投稿で土建会社の文句を言いましたが、その1時間後に我が家の前の道だけ除雪されるという怪現象が発生。何でも言ってみるもんですな…というか、監視されている?

我が家は集落の一番端にあるのですが、火事の時は消防小屋まで一番長く走らないといけないんですよ。それが悔しかったのですが、今回は端にあったおかげで一番早く解放されました。集落のほとんどは今も身動きとれません。

おかげで今日からメンテ業務に復帰しております。ただし現場の駐車場も埋まっちゃてたりして、まだまだ5割も復興してない感じです。

こんな騒ぎになっても1ヶ月もすれば消えて無くなるんだよね。残るのは体の痛みと車のダメージだけ。

2021/01/13

バケツ片手に歩く男

道が埋まってから5日が経過するも、いまだに除雪作業は行われず車を出すことができません。

それはつまり給湯器の修理も行われていないということ。

しかし、お湯が出ないのは辛抱できるが、水槽を放置するのは辛抱できん!

車を使えないなら歩けばいい、進んでいればいつか必ずたどり着けるのだから。でも持っていける道具は限られる。5リットルのバケツに最低限の掃除道具を入れて、ペントラッチャまで1時間歩いた。さらに歯医者さんの水槽の応急処置をして帰宅。

明日は高田方面に歩くか?持てる道具で作業が済む現場も限られるけども、何もせず家にいるぐらいなら少しでも行動するべきだろう。

それにしても除雪作業どうなってんの?地区担当の土建会社は自分の会社の前だけキッチリ綺麗にしてあるのが腹立つんだよなぁ。そういう時って自分は後回しにしてでも交通網を復興させるのがカッコいいんじゃないの?

まさに日本の汚さを縮小したような所なんだよね、上越って。

2021/01/12

48.フリーペーパー

地元でもそこそこ知名度があるフリーペーパーの編集者がやってきた。来月号はセブンス周辺の地域特集で、これまでグルメ情報が主だった中でスパイスを効かす意味でもアクアリウムショップを是が非でも取り入れたいという事だった。

過去何度か情報誌の取材を受けたものの、編集の時点で勝手な解釈を盛り込まれて不快な経験をしてきたので初めは断ったのだけども、近所付き合いのあるお店も取材を受けるということだったので引き受けることにした。

ただし、最終原稿に至るまで私のチェックを受けさせる事を条件に進め、これまでにない出来のコンテンツが仕上がったことで調子に乗り始めた。

その地元紹介コーナーでは、店毎にプレゼント提供することになっていて、セブンスでは他のどの店よりも豪華な「1000円クーポン」を抽選で3名様にと掲げた。偽造できぬよう凝ったデザインに仕上げ、スタンプを押し、胸躍らせながら応募数の報告を待った。

そしてフリーペーパー発行から1か月、応募者は誰もいなかったそうだ。

2021/01/11

この下に高田あり


災害の様子を伝えるのも大切な役目かもしれないので、全国ニュースでは伝えきれていない様子を書いておきます。

今日現在で車が通れるのは国道と主要な県道だけ、その他の二車線道路はギリギリ1台通れる幅しかなく、対向車が来たらアウト。中央線の無い道路はほぼ埋まっていて、人しか通れない状態。

なので買い物も歩いて行くしかなく、近くにコンビニやスーパーがあればまだマシ。片道30分歩いたりして、特に高齢者世帯はそろそろ食糧がヤバいかもしれない。無理に買い出しに行って遭難しなきゃいいんだけど。しかも、そのコンビニ、スーパーだって物資が届いていないみたいで品薄状態。

仮に100メートル先に主要道路があっても、その100メートルが埋まっていて出られない。そういうパターンが多いと思うし、我が家もそれ。

そのせいか、街の半分以上の店が臨時休業。おそらく社員がたどり着けないからと思われる。

どの家の屋根にも2メートル近い雪が積もっていて、雪の重みで我が家は壁の継ぎ目に隙間ができ始め、ドアが最後まで閉まらなくなっている。天井からミシミシ聞こえたら避難しようと家事で声掛けをする。雪下ろしをすれば良いが、特に2階の屋根の雪下ろしは命がけなので実行するかどうか迷うところ。

家の前の道が通れない限りメンテの仕事にも行けない。そもそもクライアント先が営業できているのか?あまり日数を空けたくないんだけど。

そんな中、相馬家の給湯器は依然故障中。家事手洗い全て水。地獄。しかも修理業者は長岡市で、いつになったら来られるのか?そもそも部品が名古屋から来るらしく、それが届くかも不明。

連日の雪かき作業で身体が土方仕様に仕上がりつつある。



2021/01/09

3月初旬まで冬季休業です

年明け2度目の週末ですが、店の前まで来て「セブンス倒産したのか!?」なんて思っていませんでしょうか?

明日様子を見に行く予定ですが、恐ろしい光景になっていると思います(おそらく道路から建物は見えないのではないか?)。

上越のみなさんは大丈夫でしょうか?久々のドカ雪、百景で深夜まで駐車場の除雪をしていた時のことを書きましたが、まさに悪夢再来です。

昨日夜の時点で屋根の雪下ろしを覚悟してましたが、あまりの量で「自宅」「平屋」「店」どれか一つしか作業できない。最優先にしなきゃいけないのは…ってことで、今日は自宅の屋根。明日は平屋。店は(あくまでも設計上)住宅よりは丈夫なので耐えてもらいます。

まだ正月もそこそこって時期でこの雪の量、この冬はどうなっちゃうのよ?

2021/01/08

47.ミレニアム

1000年に1度の祭典、ミレニアム。一生の間に世紀を跨ぐ事ができるなんて最高にラッキーだった。

しかし、世の中はお祭り気分が盛り上がるのと反比例するように2000年問題というネガティブな不安を抱き始めていた。

何が起こるかわからない。わからないから日付けが変わる1時間前から消防団は待機する事。何で!?

2000年問題と消防団の何が関係あるのよ?仮に未知のハプニングが起きたとしよう、それでもすぐに自宅から飛び出せば良いわけで、なにも消防小屋に居る必要はないはず。完全に上層部の身勝手なパフォーマンスに付き合われているだけだった。

錆びたブリキのトタン壁が吹雪に煽られてガタガタ鳴っている消防小屋で、男達はじっと動かずに寒さに耐えていた。

11時に集合してからどれぐらい時間が過ぎたのだろう?懐中電灯付きのラジオを鳴らしてみると、すでに年が明けていた。

西暦3000を迎える消防隊員達にこんな悲劇を味合わせてはいけないと誓った。

2021/01/07

イレギュラー人生

私は今、数年に一度と言われている大寒波の真っ只中。その塾の駐車場にいる。

まだそんな事やってんのか!?と、思うだろうが、まだどころか春から始まり、これまでずっと続けている。

どんなに暑かろうが寒かろうがエンジンは点けない。そこでガソリンを消費するぐらいなら、一旦家に帰れば良いのだから。

おそらく年間で1000円分程度のガソリンを節約するために、夏は熱中症のリスクと戦い、冬は湯たんぽ持参で毛布に包まり90分間を耐え凌ぐ。

湯たんぽが無かったら90分あれば三途の川の手前まで行けるだろうな。吹雪に飲まれて命を落としたドライバーも湯たんぽあれば助かったかもしれないのに。それぐらいこの先人の知恵は効果大である。

こういう事をやっていると耐性がつくのだろうか?昨日の晩に自宅の給湯器が壊れて、外は氷点下だというのに水だけの生活になった。家族は日常の生活を取り戻そうと躍起になって風呂に入る方法を考えているようだが、別に汗かく季節でもないのだから、もっと余裕を持って、楽しんで工夫考えればいいのに。って。

唯一風呂の追い焚き機能だけ生きてるみたいで、浴槽でお湯を沸かして掛け湯すればいいじゃん。って思ったら、俺以外は全員「湯船に浸かる」って言うんだよ?そしたらお湯汚れんじゃん、毎回沸かし直すの?そこまでして日常に近づきたいもんかね?

家庭内だけの事かと思ったけど、日本中…いや、世界中がそうみたいだね。

2021/01/06

46.宿直

毎年年末になると思い出すことがある。

その年はクリスマス前から謎の停電が頻発するようになり、営業中にも関わらず突然ブレーカーが落ちるようになった。来客中でも容赦なく店が真っ暗になるので、常に懐中電灯を手元に置いておく始末。

相手が人間なら謝れば済むのだが、海水魚でフィルターが動停止を繰り返すのは受け入れ難いだけでなく、翌日出勤したら暖房が止まっていて水温が急降下なんてのも困る。

とにかく早く手打とうと、電気工事会社を紹介してもらい診断してもらった。

すると、明確な原因は分からないが店内の至る所で小規模な漏電が発生していると。たしかに海水水槽に手を入れるとビリッとする事があり、錆びた照明器具を交換しなきゃいけないなんて思っていたが、予算もないので放置していたのだ。

この機会なので徹底して直してみるかと、漏電の数値を計りながら照明器具やヒーターなどを取り替えてゆくと、数値は問題ないレベルまで下がった。

この後2日ほどは何もなかったのだが、クリスマス明けの27日に再びブレーカーが落ちた。

再び電気屋さんを呼ぶも、これ以上は手探りでやるしかないと、店の一部だけ電気を消したり、ブレーカーを変えたりしたが回復せず、とうとう30日になってしまった。それでも毎日作業に来てくれる電気屋さんに「なぜそこまでやるのか?」と、聞くと。「安心して正月を迎えてほしいから」と。

その職人魂に感銘を受けた私は逆に「ブレーカーが落ちても上げればいいだけなので、続きは年明けにしましょう」と、仕事納めを宣言した。

とは言ったものの、症状は悪化する一方で、ひどい時は1時間毎にブレーカーが落ちる。こんな真冬に一晩停電されたら致命的なダメージになるので、暖房はエアコンではなく灯油のストーブを使うことにした。ただし、火災予防のために店で寝泊まりして安全を確保する!

なんの娯楽もない上に、夜は独特な薄気味悪さを感じる熱帯魚屋で大晦日、そして新年を迎えた頃、ブレーカーが落ちる時の条件が分かってきた。それは強い風が吹くとブレーカーが落ちる、もしくは電灯がチラつく。という事。

さっそく休明けにこの事を伝えると「その原因は外です!」と。今度は電力会社の管轄なので診てもらうと、引き込みの配線がショートしていて、風で電線が揺れると安全確保のためにブレーカーが落ちていた。という事だった。

自分が原因じゃなかったという安堵感、今までの苦労が報われなかった虚無感、さぞ迷惑をかけたと電力会社は謝ってくるだろうなと思っていたら、上司っぽいオヤジが「こういう時は早く呼んでくれなきゃダメでしょ!」と、まさかの逆ギレ!?

あまりの展開に俺と電気代さんはしばらく呆然と立ち尽くした。

結局この電力会社とはこの後も大きな騒動を起こす事になったが、そもそも灯台下暗しを引き起こしたのは店中で漏電を起こさせていた俺が悪いのである。

2021/01/05

冬季休業中の過ごし方

2ヶ月間の休業中に何をするのか?セブンス百景で書かれている頃の自分なら毎日パチンコ通いだったと思いますが、残念ながら違います。

まず、これまで両親に任せていた家の用事をやる事。そういう歳になりましたので。

次に大きく占めるのが決算作業です。セブンスと決算期が同じなので作業量もあるし、必要もないのに銀行から融資をさせられて、その仕訳方法も調べないといけません。さらに法人名義で車も買ったりして、昨年比の3倍は手間がかかりそうなのです。これらをなんとか1月中に終わらせたい。

それが終わったらクロスアーツのウェブサイトを手直しです。まだまだ磨ける余地がありますし、それと同時にサポートサービスの内容を確定させ、正式に募集を始めないといけません。

まだまだあります。今年から私の肩書きは「しがない熱帯魚屋の店長」から「泣かず飛ばずのアクアリウムアーティスト」へ大幅に格落ちしたわけで、勉強や作品作りも必要です。一応2月下旬を目標に2作目公開を目指しています。

と、考えれば2ヶ月じゃ足りないぐらいというわけです。

セブンス百景はまもなく折り返し地点ですが、どういう終わり方にするのかも考えなきゃね。

2021/01/04

3月まで冬季休業中です

年末は本を読みながら平穏に過ごす予定でした。ところが、道を歩いていた知らないオッサンに「ウンコを漏らしたからケツを拭いてくれ」と言われたんです。あくまでも例え話ですが。

そのオッサンが日頃から健康に留意して、規則正しい生活を送るような人だったらいくらでも手助けしますが、誰が見ても腹を壊すようなモンを食ってウンコを漏らしたわけで、どうして俺がそんな奴のケツを拭かなきゃいけないんだ?と、ムカついていたら変なスイッチが入ってしまったようで、せっかくの大晦日だというのに楽しむ気になれずカウントダウン前にベッドに入り、元日から領収証の束を整理して、それでも平常心に戻れずβ波消えないまま穏やかに眠ることもできませんでした。

思い返せばこんな事を疑いもせず長年続けてきたんだなと。それを客観的に感じることができ る立場になって、その馬鹿らしさを目の当たりにしてまったみたいです。

自分に責任がある事ならいくらでも後始末をします。この先はそういう仕事をしていきたいですし、お人好し頼みの商売は遅からず廃れてゆくと考えます。

これがラストイヤーのスタートなんて…すんなり終わらせてはくれないか。

2021/01/03

45.会員カード

ショップをやるならスタンプカードは作りたいと思っていた。当時はどこの店もカードを作っていて財布がパンパンになるほどだったが、苦労してスタンプを貯めた割にはサービスがショボイものばかり。

ならばセブンスはスタンプではなく会員カードにしよう。しかも青、銀、金の3種類で年会費に応じて割引率が異なる最強のカード!

青は年会費500円で生体5%off、銀は1000円で10%off、銀を1年使うと金に昇格。金ならたしか用品も割引になるという最恐のカード。これぞ明朗会計、利益還元、サービスとはこういう事だろうと。

しかし何故か3年目には誰も更新しなくなった。こんなカードが今も存在していたらと思うとゾッとする。

2021/01/02

44.ハムスター

理由は忘れたけど、1回だけハムスターを飼った事がある。

初めは自宅で飼っていて、冬の寒さを乗り越えるために年中常夏の熱帯魚屋に持ってきた。

ハムスター用と称してトンネル型や箱型のオブジェが売られていたが、熱帯魚屋には半端な長さの塩ビパイプが山ほどあるわけで、自作で豪華マンションを作って楽しんでいた。

そんなある日、その日はずっと1匹しか出てこなかった。1日経っても相方が出てこないので、もしや死んだか!?と、掘り返しても影も形も消えていた。

逃げたか…原因はすぐに判明した。調子に乗って作った六本木ヒルズの屋上がゲージのフタまで達していたのだ。

普通なら店中を探せば発見できたであろう。だがしかし、俺は探す気にもなれなかった。何故なら当時はまだ現役だったからだネコ社長!

床に座り込む俺の姿を座布団に座る社長が見つめていた。

2021/01/01

43.ユニフォーム

服にはほとんど興味が無かったせいか、仕事中に着る服はあまり変化がなかった。

開業時はロゴを入れたナイロン製のジャケットに下はジーンズ。最初はスニーカーを履いていたのだけども、毎回の水仕事であっという間にダメになってしまうので、営業中だけサンダル。

ジャケットは青と白を5着ずつ作って、青は作業用、白は打合せなどの時の正装として。何枚かは記念に家族にあげた。

そのスタイルで15年以上やってきて、さすがに汚くなってきたのと、世田谷ベースの「何でもオリジナルで作っちゃう」方針に影響されてパーカーを製作。そに時に生まれたのが不朽の名作「バケずきん」である。

それからはTシャツやポロシャツも作るようになって、多少は仕事着に対する意識が変わってきた。

そして最後は身内中から批判殺到だった鮮蒼のワークコート。コレを選んだ理由は、着ていた人を見た時にその奇抜さから馬鹿にした後、ちゃんとした伝統を踏まえた上での服だった事を知り、その自分の知識の浅さと、見た目で人を判断した反省の意を含めて、自分で着ることにした。というわけ。

ワークコートも2シーズン目で落ち着いた頃、オヤジが白のナイロンジャケットを着て庭仕事をしていた。セブンスのヴィンテージマニアがこんな身近にいたとは。