40本以上の水槽を維持管理している私の結論を言おう。
「この夏の暑さはヤバイ」
そんなもん知ってるわ!と言われるだろうけども、生き物が受けているダメージがいつもの夏よりも明らかに大きい。分かりやすいので言うと、ウィローモスが茶色に変色しているのが目立つ。今までなら換水量を多くすれば防げてきたのに、今年は通用していない。そもそも水道水自体が「ぬるま湯」状態でほとんど意味をなしていないように思える。あとは葉の柔らかい有茎草なんかは根元から溶けるようになっていないだろうか?多少の成長不良程度ならいいけども、ここまでの症状は避けたかったところ。
世間の飼育相談ならエアコンをつけろとか、水槽用クーラーを買えとかだろうけど、せっかくなのでこの夏のセブンス的対策方法を伝授しよう。それは…
「キッパリとあきらめる」
ふざけるな!と言われるだろうけども、この趣味に対して底なしの電気代をつぎ込んだり、クーラー買うほどの小遣いが余っている人がどれだけいるだろうか?そんな少数派しか実行できないようなアドバイスをしても意味が無いでしょう?だからこんな夏はあきらめるんです。だけど、ただあきらめるのは本当の無意味で、数週後に訪れる初秋に向けてしっかりと準備をしておくんです。枯れたり死んだサンゴは水を汚染させないために速やかに取り除き、余計な水質悪化による悪循環を食い止めておきます。そして涼しくなったら挽回できるように生き残った草などで手直しできるように今から計画しておけばいいんです。
この手法は水槽維持に責任がかかっている俺にはできない事ですが、大多数のフリーク達は実行できるはずです。真矢さんには申し訳ないですがこの夏はあきらめちゃいましょう。