2011/12/30

孟宗竹

予告通りのチャリ出勤後、こんな年の瀬なんて誰も来ねぇだろうと駐車場の除雪もいい加減に済ませたと同時に信じられないぐらいのご来店者数!と、同時に水槽トラブルのレスキュー電話、今日中に終わらせたい店内水槽のメンテ、パニックな一日の締めくくりはホースで給水していた180水槽が溢れて水浸しになった、地震も起きてないのに床の雑巾がけを残業の夜8時にやっていてようやく帰宅。普段ならこんなミスしないんだがさすがにお客様に圧倒された日だった、今日しか来れないからと遠くから来てくれた人、今年ラストだからと挨拶がてらきてくれた人、正月に徹底的に水槽かまうための入魂の買い物をしにきた人、5km以上の距離をこの雪の中チャリで来たヤツなどなど。みんなすげぇよ、今日は完全に俺の負け。いつもは何かを提供する側だけど、今日は野球の優勝監督みたいにみんなに胴上げされてるような気分だった。こんな人達に囲まれて俺は本当に幸せ者だ、セブンスをやってて本当に良かった。

でも喜んでばかりはいられない、今日だけで頼まれて取り寄せた魚のコンディションを悪くして二人にも迷惑かけてしまったし、忙しさのあまりにしっかりした対応を取れなかった時もあった、些細な事でバランスの崩れる水槽環境を守るのはショップの役目だろう、だからいい加減なものを提供したり、詳しい説明もせずに物を売ってはいけないから、千客万来だからと喜ぶのではなく、営業対応の方法もしっかり考えないといけない。

毎日を必死に生きる水槽の魚にとってはなんの関係も無い事だろうけど一応明日は節目、後ろに下がることなく向上するために、節目を越えるたびに強くなってみせる。