2016/03/21

オーガニックチーズ

卒業制作は昨日の営業中6時間全て塗装に費やして完成いたしました。ミニ四駆をカッコ良く作るセンスは非常に難易度が高く、勘違いした未来感というか絶妙なダサさを表現しないとミニ四駆特有のローラーのような奇抜装置とマッチしないのです。大人の間では実車嗜好も人気ですが、リアリティを追求したけどなんだかイマイチ?なんていう経験がある方はそういう事です。

そこから先は作者の自由なのですが、最後ぐらいは小奇麗な(可愛らしい)マシンを作ろうかと思っていたんです。ところがそのマシンに乗るドライバーが…
とても族族する素敵なヘルメットを被っていらしゃるので呼んでもいないB級の神様が降りてきてしまったのでございます。
マスタングも真っ青なダウンドラフト10気筒、用途不明な特大クランクケースから蛇のようなアールを描く直管エキゾーストがあまりにもセクシーすぎます。

軽量一辺倒のオトナミニ四駆風潮をぶった切るかの如くパテ形成したその雄姿は、見る者全てを釘付けにするのでございます。

これで数年間もがき続けた日々も終ります、この支配からの卒業。闘いからの卒業。