2016/12/27

よし、行こう。

宮越写真機修理店のオーナーが修理の終ったカメラを持ってセブンスに来ました。ついでにコンテスト出品予定の水槽を確認してもらいましたが、撮影に長けたスタッフを呼んで本気で撮ってくれるらしいですよ。
そりゃぁ嬉しいですが、こっちの責任も重くなりましたよ。作品の完成度はもちろん、それなりの成績も残さなきゃ申し訳ないでしょ?こんな気持ちでアクアリウムに取り組むのは初めてだね。

そんな彼が持ってきたフィルムカメラで店内を撮っていたんですが、カメラを構えたままシャッターチャンスを待っているその姿に独特な緊張感を感じたんです。デジカメには無い空気というか、狩猟をしている時のような緊張感。それがとてもカッコ良かった。

それに対し、巷でスマートフォン片手に何でも無造作に撮っている姿のなんと緊張感の無い事か。丸めた猫背が伸びる事もなく、シャッターチャンスも機械任せ、その姿に狩猟の緊張感は全く無い。

今でこそ見直されてきているけど、一時期のカメラ不人気の要因はプロダクトではなくて、撮る者への憧れが失せたからなんじゃないだろうか?

…という事はだよ?アクアリウムさえカッコ良く作ってもダメって事か?作り手の姿や緊張感までも伝わるような作品を作らないといけないのか…ハードル高けぇ。