2015/09/06

ただし、俺を追うのはやめてください。

偶然だとは思うけど、今後の人生のために転職を考えている2人の30代前半の(俺から見れば)若者と会った。多少の内容の差はあったけども「夢を実現させるなら年齢的に今が最後のチャンス」という見解では一致していた。
その頃の俺はどうだったかというと、このまま熱帯魚屋を続けるべきか店を辞めて定職に就くかを考えていたので、やっぱり何かの分岐点なのかもしれない。結局俺の場合はダラダラとここまできてしまったけど…。

好きな事を仕事にできている(と、よく言われる)俺の意見を言わせてもらうと、やりたい仕事があるのなら何も悩む事無くやってみるべきである。たぶん悩む事ができてるだけで相当な幸運が重なっているはず、兄弟がちゃんと働いていて、両親は介護の必要も無く健康、当然ながら君に借金など無いはずだ。挑戦できるというだけで幸せな事だということにまずは感謝すること。

たとえ成功できなかったとしても、後は普通に働けばいいだけだし、普通に働いていても「挑戦したけどダメだった」と「何もしなかった」とでは今度の人生に大きな違いが出る。しつこいようだが挑戦する時には借金や怪しげな出資金には絶対に手を出してはいけない、金が無くても挑める方法は必ずある。
最後にその挑戦は自分の欲求のためだけではないだろうか?その夢が他の誰かを幸せにするものでなければ成功は望めない。

そんな若者たちの話はいつも俺をゾクゾクさせる、絶滅したと思っていたけど腐っても鯛なヤツらは少なからず今も荒磯で戦っている。