こないだの関税の話…個人輸入などに詳しい方ならば「そんな高額な課税をされるモノなんて…セブンス店長は一体何を輸入したんだ?」と思ったかもしれません。
そうなんですよ!やっぱり変だと思うでしょ?だからポーランドの人(日本出身)にメールで聞いてみたんですよ、そしたら案の定「そんな金額になるはずがない!」と。
どうやら課税対象になる金額を本来の2000ズウォティ(ポーランド通貨)を2000ユーロと間違えたんじゃないかと。
ズウォティとユーロの相場には2倍以上の差があるため、仮にそうだとすれば今回の課税金額ともつじつまが合うらしい(ゴミの価値を関税職員が勝手に判断しているのではないようだ)。
去年は大手電力会社相手に揉めましたが、今年の相手は国税局か?相手にとって不足なし、正面から戦ってやろうじゃありませんか!と、さっそく横浜の事務局に電話。
「はい、横浜税関です」
新潟に住んでいる相馬と申します、課税通知番号220…の金額について調べていただきたいのですが…
「わかりました、少々お待ちください」
「お待たせしました。課税対象金額は2000ユーロですが…」
!!!
そこですよ!出荷先では2000ズウォティで計算しているはずなんです、そこを調べてほしいんです。
「なるほど。詳しく調べてみますので、再度こちらからお電話いたします」
一旦電話を切る
いつぞやかの電力会社の時とは違って物腰が柔らかく丁寧な対応、この調子なら大きな問答にならずに済みそうだ。と、待つ事5分後。再び電話がかかってきた…
「お待たせしました。ある程度確認がとれたのですが、いくつか教えていただきたい事があります」
どうぞ。
「今回はどんな物を購入されたのでしょうか?」
ゴミ…いや、古い照明器具です。
「そうですか、それは販売する目的で購入されましたか?」
いえ、自家用です。
「ならばこのSEVENTH HEAVENSというのは?」
私の職場です、熱帯魚屋です。
「ブッ…」
(何だ!?なぜ笑ったんだ?)
「…そうですか。あとはインボイスなどの取引を証明できる書類などがあれば手続きできるのですが?」
そんな物は無いんですが、ヤフオクの取引画面か何かで良いんですか?
「とりあえずそれで結構ですので、送ってください」
電話終了。
これまた電力会社の時とは違って怒りは無いものの、妙な脱力感に包まれているというか、ヤフオク画面が証拠で良いのかよ?と。あんなのいくらでも偽造できると思うんだが。そしてなぜ「熱帯魚屋(笑)」なんだろうか?熱帯魚屋なら絶対にヴィンテージ雑貨を販売しないと思っているって事?へぇ、そうかぁ……… …
思わぬ展開で始まった関税返還バトル。はたして払い過ぎた関税は戻ってくるのか?そして真実の関税額はいかほど?
続報を待て!