2012/02/23

トラノアナ 2.1

しばらくはこのタイトルが続きます、昨日の文章がとても短くなったような気がしますが気のせいです。正直言って俺はこのブログを書き続けるのが怖くなってきてます。

2日間の研修で大量のアドバイスや解説を聞いてきましたが、その中で「秘訣」と言えるようなものは全体の3%ほどで、残りの97%は「当たり前の事」でした。期待はずれ?いえ、逆です。愕然としましたよ、聞けば「な~んだ」と思えるような当たり前の事が俺たちにはできていないんです。これが今回の研修で私の最大の収穫です。

逆に残念に思った事はというと、作品の「維持管理」的なクオリティが「神」から「人間」になっていたことです。研修中にスタッフさんからも指摘を受けましたが、滞在中に私ほど至近距離で水槽を見ていた参加者はいないと思います。ガラスに額が付く距離でほぼ全ての水槽を見てきました、これは今回の研修でやろうと決めていたことで事前にノートに強く書いておきました。ギャラリーというあの独特な空間に入ると雰囲気に圧倒されてしまい、冷静な判断ができなくなります。通常の開館日ならいざしらず、目の前であの人が製作解説をしている時に冷静に行動できる業界人は少ないでしょう(興味ない人なら緊張しないと思うけど)。私は2年前に続いて2回目の参加だったので今回はかなりリラックスして行動できました、なので製作解説以外にも至近距離だったり、逆に遠くで全体的な様子を観察してきました。そんな中で感じた「神→人間」移行説はここまで詳しく書けませんので店頭でお話いたします。たぶん今のギャラリーはショールームと言うよりも実践的研修室という扱いになっているんでしょう。

トラノアナ2シリーズは本サイトの「石ツアー」に書くべきでしたが、内容が現実的でちょっとドラマ性に欠けたましたので、ブログ連載にさせていただきます。奇才コラムは終盤に近づくにつれ書く側も読む側も口が渇くほどの壮絶ギリギリの内容に変貌してゆくもので御座います。