演奏後にドラムぶっ壊すみたいな

最近日没が遅くなったなぁと思っていたら春分の日なんですね、ということは3月も残り10日というわけです。

3月までに…と目標を決めていた事がありましたよね？キーボードマニアのダブルプレイです、ちょっとした時間を利用してコツコツとやっていますが、予想以上に苦戦しております。

何度か挑戦してみても「できる想像」すらできないというか、俺にしては珍しく絶望的な状況。あまりにも打開策を見出せないのでネットで「ピアノ上達法」なるワードで検索をしてみて、幾つかのアドバイスが掲載されていたのだが、その中の半数以上を占めているのが「とにかくやるしかない」という内容。なるほど…近道はないという事ね。

努力で達成できるというのなら話は早い、才能必須なら絶望的だったが、努力なら俺の得意分野、今まで全てセンスではなく努力で乗り越えてきた男だからである。

まるで子供が鍵盤叩いて遊んでいるだけのような、聴くのも苦痛な状態で50回ぐらい試行錯誤した頃だろうか？一つの塊だった俺の脳の中央に少しだけ「くびれ」が出来てきたような感覚になってきた、このくびれが受精卵の細胞分裂のように脳が幾つかに分かれて作用するようになれば左右の手と指が異なる動きをするようになるんだろう。

ただ、その分裂速度は非常に緩やかで、残り10日でオタマジャクシになるかと聞かれたら相当厳しい。目標期日は達成できないだろうけど「いつか必ずマスターできる」という確信は掴む事ができた。

オーディオから流れる音楽はいつ聴いても同じ曲調、それは「聴いている」のではなく「聴かされている」と表現した方が自然だ。音楽の持つ可能性を存分に引き出すには自らの手で表現する必要があるはず、私が水族館を設立した暁には水槽の横で生演奏を披露することを約束しよう。