2018/12/15

煙が出てこなかった玉手箱

今日は遅めのティータイムです。

アクアジャーナルのアニュアルエディションVol.2でましたが、カレンダーも合わせて店頭在庫の予定はございません。お取り寄せ対応とさせていただきますので、店頭もしくはメール等で申し付けてください。

年内のADA製品の取り寄せタイミングもあと1回か2回しかありませんので、必要な商品があったら早めに声をかけてください。

カボーションルビー未使用品の買取りがありました。パッケージも旧ロゴの美品です、コレクションにいかがでしょうか?


店の展示水槽で唯一濾過付きだった120水槽のエーハイムを撤去してスッキリさせました、これで店の水槽は全て濾過ナシだぜ!と思ってエーハイムの掃除をしようとしたらなんと中にろ材が入っていませんでした(笑

すでに過去の自分の手により削ぎ落とされていたんですね。それまではお客様に対し「少量だけろ材が入っている」と、ご説明差し上げてましたが誤報であったことをお詫び申し上げます。

アクアリウムに関して余計な物を削ぎ落とすと設備費用の軽減やメンテナンスが楽になるようなイメージが出てくるかもしれません(濾過槽が無いんですからフィルター掃除も無いわけで…)。
過去にサンゴ水槽のベルリン方式というのが話題になった事がありました、濾過層を使わずに水換えもせず、自然の濾過作用だけを利用するという手法なのですが、その手法の中の「水換えをしない」という言葉だけが一人歩きして、いつの間にか「水換え不要の楽チン方式」みたいなキャッチコピーで一気に日本に普及しました。
当然ですがそんな意識では上手くいくはずもなく、仕舞いには「ベルリン方式なんてインチキだ」なんて事になったわけです。

私の濾過ナシ論の発端はこのベルリン方式から始まっています、海水でできるなら淡水にも通用するはずだと。両者に共通することは「不要だから使わない」というよりも「必要だから使わない」という事でした。より良い結果を見出すための選択で、決して苦労を減らすためではありません。

デザインのためのデザインはしない。物事の鉄則は意外にも大昔に確立されているのかもしれませんね。