2014/02/01

哀しみのミッドナイト・ブルー

おかげさまで本格的になってきました新水族館計画、とりあえず私が知っている限りの情報をお届けしましょう。

建てるのは今の施設の近くでほぼ決まりのようです。維持費の都合上やっぱり海水を容易に取り込める立地というのが最低条件、あとは経済的な相乗効果だそうです。
内容に関してはまだ未定部分が多く、官民双方から意見を集めているところです。意見資料を見ましたがどうも今のイメージを引きずりすぎているように思えます、特にこだわっているのがご当地「日本海」アピールです、上越の特色を水族館でも紹介しましょう!みたいな内容でしたが、そもそも県外観光客以前に市民のための水族館なのではないでしょうか?熱帯魚屋は地元では絶対に見ることのできない熱帯種を触れることができるから存在しているのであって、わざわざ水族館で釣竿垂らせば上がってくる魚を水槽に泳がせてどうすんだよ?と思うわけです。
水族館に行く人で地域の特色を知りたくて入場するなんて人さほどいないですよ、ほとんどの人が夢見るために行くんでしょ?そんな人に現実見せたらがっかりしちゃいますよ。別に上越でも「グレートバリアリーフ」「地中海」「ユーコン」「アマゾン」完全再現!それでいいじゃないですか!
どうもこの辺が地域のエゴというか政治の匂いが強いと感じてしまいます。

イルカショーは年間を通して開催するのが希望のようです、今の冬の閑散とした状態を打開するには大きな一撃になるはずです。でもね、この雪国じゃやっぱり限界がありますよ、よほどの事をやらない限りは年間通じての満員御礼は難易度高いと思います。だからいっその事割り切ってウインターシーズンならではの事をやってもいいんじゃないかと?冬ならではの事とか。

そして一番気になる運営ですが、やっぱり第三方式になりそうです。もはや現状を打開するにはやむを得ない選択でしょう、そうなれば採算や作業効率が最優先になるでしょうから面倒くさいボランティア制度は廃止になるでしょう。私の野望も現施設と共に解体されてしまうわけです。

でも、ここまでの話にするだけでも相当な苦労があったようです。その苦労を味わっていない俺が今から横槍を入れるのは筋違いなので特に意見をするつもりはありません(ここに書いたのはあくまでも独り言です)。上越の新しい名所の誕生に期待しましょう。