2011/06/29

うしろすがたのしぐれてゆくか

どういうわけか、今日の店は風呂のような蒸し暑さだった。いつも湿度は高いけれど今日の格が違った。店にある換気扇をフル稼働させてどうにか過ごせるようになったのは夕方の5時…もはや何もする気は無く、何気なく文庫本を手にとった。
やらなきゃいけない事は山ほどあるはずだけど、こんな事してて良いのだろうか?と、開いたその本には3泊4日をキャンプ場で野宿する男の話だった、その旅の目的は「何もしない事」。いつも何かに追われ、何かをしていないといけないと思う日常を壊すための旅の話。
なにもしない事で今まで見えなかった物が見えてくる、大切な物を見失っていた事に気づく。ハッとした、俺はヤバかったかもしれない。

明日の午後はパーコレーターを買いに行こう。