2014/09/03

「いい石だしてるツアー with 家族」 7

時間は午前10時。太陽の位置はすっかり高くなり、いつの間にか雲海は晴れて遥か下に長野市街が見える。雲海=朝というイメージがあるけども、やっぱり麓の地表が温められると消えてしまうのだろうか?
しばらく記念撮影などをして楽しんだ後、横手山山頂を後にする。帰りはもちろんリフトだが、乗ってみるとこれだけの距離を2度も歩いて登ったのが信じられないぐらい長かった。ありがとう横手山、またいつか必ず来るよ。

長野と群馬の県境にあたる渋峠、今まで群馬方面に下りたことがなかったゆえ初挑戦してみる。出発してすぐに驚くのはその絶景、緑の絨毯が敷かれたような高山地帯の尾根を這うように続く道を走るとまるで鳥になったような気分、きっとバイクならもっと気持ち良いはずだ。そしてしばらく進んだところに「日本国道最高地点」なる石碑が立つ、ここは日本全国の国道の中で一番標高が高いところなんだそうだ。そんな所に自転車が何台も停まっており、どう考えても自力で登ってきたとしか思えない、実際この先何台ものロードバイクとすれ違ったのでここを制覇する「意味」があるんだろう、申し訳ないがクレイジーとしか思えない。

そしてさらに先へ進むと草原だった山肌が岩と土がむき出しになった褐色のような荒地に変わり、道路端に「湯釜には入れません」と書かれた標識が立っていた。