2015/10/12

人間ドッグ 犬人間?

みんな来てくれてありがとう!初めましての人、久しぶりの人、たくさん来てくれて嬉しい限りです…が、全員が「ブログ毎日見てます!」…と。
たしかに毎日苦労して書いてるから読んでくれるのは嬉しい、だけどもソレを生活習慣に組み込むのはあまりも危険だ。セブンスフリークだけかと思いきや、我が愛妻までもが読んでいると知った時はさすがにヤバイんじゃないかと。

この文才は小学校1~2年の時に担任だった水野先生(女性)による拷問で培われたもので、当時「さくらんぼカード」なる800字程度のオリジナル原稿用紙にその日の出来事をほぼ毎日のように書かされていたのでありました。
小学生(しかも低学年)にとって学校にいる数時間の出来事なんて記憶にも残らないような毎日なのに、それをネタに800字もの作文を書かせるなんて今思えば児童虐待と言われてもおかしくないような仕打ち。クラスメイト達はその作文を書くために目の前で起きているあらゆる事象を見逃すまいと神経を研ぎ澄まし、ほんの些細な出来事をまるで大事件のように表現し、1文字でも多く原稿を埋める才能を身に付けていったのであります。

しかも惨い事にその「さくらんぼカード」には15×8センチほどのイラストスペースまで配備されており、まだ表現力が未発達だった当時の児童たちを苦しめました。私はその頃「ドラえもん」を愛読しており、人間は描けないけどドラえもんなら360度どの角度からでも描く事ができましたので、運動会、田植え、遠足、スキー授業、授業参観(後ろの保護者も全員ドラえもん)にいたるまで全てドラえもんで表現し、最後は廊下に立たされて放課後全て描き直しをさせられるという結果に終わりました。だったら遠足あたりで指摘してくれればいいのに、どうして3学期のスキー授業まで放置されていたのか今でも納得がいきません。

年齢的にもう水野先生は他界されているかと思いますが、あなたの教え子は今も毎日「さくらんぼカード」を書き続け、多くの人に読んでもらっています。 イラストは「ドラえもん」じゃなくて「コボちゃん」になっていますけど…。