2015/10/20

観客反応レポート

予定通り午前2時に出発して六日町まで253号を峠越え、そこから関越道で6時過ぎに練馬到着。練馬に車を停めて電車で約1時間スカイツリータウンに到着。ツリー営業開始は8時、チケット購入もエレベーターも待ち時間は全く無し、開業3年経てばこんなもんかと思ったら昼には整理券行列になってた、やっぱり観光名所なのね。

下から見るツリーの高さに驚き、入場券の高さに驚き、エレベーターの速さに驚き、目の前に広がった絶景に驚く、やっぱりたいしたもんですよスカイツリー。お上りさんと言われようが鉄板名所ですよ。
せっかくだから写真以外に何か記念になる事できないかなぁ?と考えているとトイレに行きたくなり、ならば地上345mでのトイレをやってやろうかと偉業を成し遂げてやりましたよ(大)、俺のモノは地上に向けて隕石の如く急降下していったのでしょう、まさにトキオデラックス。

汚い話はそれぐらいにして本題に入ります。
混雑時に行った人にとっては奇跡のショットなのではないでしょうか?私は1時間滞在して撮るチャンスは1度きりでした。それ以外は常に人が往路しておりスミダの立地の良さを痛感するのでありました。内容ではなく立地と言い切るのはショーもやらないのに2000円の入場料はかなり強気に思えるからです、損得感情は個人差があるので何ともいえません。
水槽のデキに関しての感想は昨日書いた通りです、両脇の赤い草がインチキです。そう思うと一気に冷めませんか?コンテストスタイルが正面から写真撮るだけのためのでっちあげ水槽ばかりで興ざめかと思ってたら、本物も同じような事やってたって事ですよ!こんな事やってたらいずれは文化としての…あぁ~もういいっ!その話はやめた。

撮影のチャンスを待ちつつ、私はずっとこの水槽を見た人たちの反応と会話をずっとチェックしていました、ちょっと犯罪まがいですがこんな貴重なデータはありませんからね。来た人のほとんどが興味を持ったみたいですが、全体を100人として5分以上見ていた人が10人、3分程度だったのが85人、完全スルーが5人。5分以上の人ほとんどが水槽の前で話をしながら見ていたというパターンで、完全集中して見ていたという人は1人ぐらいかな?と思う。

さすが世界のアマノだけあり、来た人の3%ぐらいはこの水槽の作者を知っていたようでした。3%で笑う事なかれ、一般人の100人に3人が水族館の水槽の製作者を知ってるってスゴイ事ですよ、仮に上越のマリンジャンポ水槽を誰が(どの業者が)手掛けたなんて知ってますか?そういう事です。
残りの97%は本当に一般人「エンゼルフィッシュがいるからこれは海水だね」なんて話も聞いたし、特にエビがいる事に反応する人が多い!俺らにとってはあたりまえの事なのに、エビ見て喜んでたり、スマートフォンで真剣に撮ってたりして驚いた。でも、水族館で仕事をするって事はこういう人達を相手にするって事なんだなと。
この先にはクラゲやらサンゴなどの水槽があったけど、ペンギンなどの動物系を除いて同じ水槽の前に3分も人が立っている水槽は他にありませんでした。やっぱりアマノスタイルはまず離れて見て全景を楽しみ、そして近くで覗き込むように観察して…という懐の深いエンターテインメント水槽なんだなと改めて実感しました。小笠原の大水槽の前は人がいたけど、そこだけ椅子があったんで単純に比較できなくて残念です。

たぶん水草水槽は分かり易いんだと思う、率直に「キレイだなぁ」って思えるから。炭酸ガス使ってるとか、全体の構図の法則が…なんてのは見る側にとってはどうでもいい事だけど、これだけの反応があるんだからやっぱり水族館に水草水槽はあるべきだと思う。俺達のやろうとしている事に間違いはない!

アマノ水槽1時間、その他の水槽2秒という超イレギュラーだった俺は、その後ソラマチの高額ランチに悶絶し、浅草寺にも寄らずに練馬に戻り夜9時過ぎには帰宅したのであった。本当にスミダ水族館のため「だけ」に行ったのですから。