2018/11/05

コレが海水だったと思うとゾッとする

メンテの現場でエーハイムのエコシリーズを使っているところがあるんですけど、ポンプを止めた状態で水槽の掃除をしていると、キャビネットの中から「バチッ」という音とともに立ち小便をしているような水の音が聞こえ始めて、こりゃただ事じゃねぇなと。

見ればフィルターのヘッド部分が半分外れた状態になっていて、そこから水が噴き出していたんですな。原因はヘッドをロックするためのハンドルが引っかかる出っ張りが折れた事。

実はこの事例は過去にも経験していて今回が2度目。双方とも設置から4年ぐらい経過して、ポンプが止まっている時に出っ張りが折れた。停止中は排水による負圧がかからなくなるので、モロに水槽の水圧がフィルターに押し寄せて出っ張りをヘシ折るのだと思う。

1度ならまだしも、2度目となるとさすがに設計上の問題だろうなと。今まで数種類のメーカーのフィルターを使ってきたけど、壊れるのはいつも「余計な機能」ばかりで、コレも特許か実用新案か知らないけど「画期的システム!」みたいな売り文句の機能らしいけど、耐久性が犠牲になっちゃ自慢の特許も泣けてくるわな。

同じエーハイムでもクラシックシリーズに関しては悲運な破損以外全く問題ないわけで、30年も前の設計にも関わらず、その時点で完成されてたんだなと改めて感心してしまいました。

運良くセブンスでのエコシリーズ販売はほとんど無かったはずですので、お客様にご迷惑をかける事はなさそうですが、もし当店でエコシリーズをご購入された方がいらっしゃいましたら無償で部品交換、もしくは同スペックのクラシックと交換させていただきますのでご相談ください。