2014/01/04

爆走!勝手にセブンカップin長岡 後編

本番に使用する電池は会場から支給された物。ラジコンショップで売られている電池だけに相当なパワーがあるんだろう、だからいつも使ってる充電式のフルパワー以上のスピードが出るはず!だから他のマシンはほとんど吹っ飛んでコースアウトだろう。と企んでいた。
電池を交換して順番を待つ、あ~この緊張感25年ぶりか?ついに俺はレーサーとしてフェニックスの如く蘇る!そして俺の番が来る、すっかり車検で有名になった俺のビートルにも声援が飛ぶ。よし、イケェ~俺のビート…って遅せぇ!スゲェ遅せぇよ!?マシントラブルか?いや、電池だ。この電池ぜんぜんパワー無いぞ!
まさかの鈍足、会場興ざめ。車検で目立った分だけプレッシャーも増え、その結果の不甲斐なさも倍増する。2度のタイムアタックをするも完全に問題外の結果で、あとは表彰式だけ見て帰るだけだと荷物をまとめて見学していた。

はい表彰式はじまりました~、壁に貼られた順位表は…?トーナメント表?もしかして今までのって予選だったの!?ヤバイよマシン片付けちゃったよ!あわてて息子と荷物を開けて、電池を入れなおし、今度は予選タイムを元に組まれた1vs1のデュアルレース、俺のタイムはコースアウトによるリタイア選手を除いた中での最下位らしく、予選1位のシード下という屈辱的なポジションだった。

予選40位の俺の相手は12位の…まさか…。あの時と同じ「ダッシュ2号 バーニング・サン!」忘れもしない緑のマシンあの屈辱、小学生の時ビビッて攻められずにジャパンカップで2号に敗れ、そいつは総合3位になった。でも今回も全く勝てる気がしない…結果は惨敗。俺の復帰戦は終った。

そのダッシュ2号は次の予選1位とのマシンに勝利して勝ち進み、総合3位の入賞という…あの時と全く同じじゃねぇか!運命か?そういう運命なのか!?

敗因はジャンプでの着地安定性を重視した重いマシンを作った事にある、その分パワーのあるモーターと電池でバランスを保っていたのだが、支給された電池との相性が相当悪かったらしくスピードが出せなかったのだろう。つまり今回もビビッて負けたのだ。
(道具箱大会があったならぶちギリの優勝だったさ)

しかしこれは伝説の序章にすぎない、今年の夏はモーターが焼けるほど暑くなるぜ!