完全に悪い方向に覚醒してしまったようです。
クライアント様の魚は死なせてしまうし、海水魚ではハダムシ見逃しでボロボロになって治療に翻弄したり、10km離れた2軒の現場を交互に２往復、ミントのアクセル全開時速45kmをこれほど多用した日は他にない。
自分の水槽とか、他の調子の良い水槽と同じ手法でうまくいくとは限らない。いや、むしろ同じ手法ではうまくいかないと断言してもいい、維持する水槽の数が増えるほどその分だけ手法を作っていかないといけないのかもしれない。これがここ数ヶ月の間に俺がぶち当たっている壁。謝罪した全ての事情はこれで完璧と思って現場を離れた後にトラブルが起こっている、要は詰めが甘いのだ。
魚を飼うことは本当に頭が良くないとできない、過去の経験と学習内容、そして未来の予測を駆使しても、それでも想定外のことで満ち溢れている。
諦めたらそこで終わり、進む事を辞めれば自分は楽になるが人の為にはならない。
携帯電話が鳴らない限り明日は水槽から少し離れてみるつもり、そこで何かつかめると良いのですが…。
