食べ始めからいきなり突入するのは失礼だろう、ならばある程度食事が落ち着いたタイミングが狙い目だな、好機を逃さぬよう注視していなくては。と、会場の隅を見つめていると間髪入れずにビールがなみなみと注がれたグラスを無言で差し出すユウハ店長。おのれぇ!俺が飲んでる状況じゃないって事ぐらい見りゃわかるだろ!(←だから飲ませようとしているらしい)
ぐわぁっ、胃痛が…。もうダメだ、今回はあきらめよう、こんな状況で突入しても上手くいくわけがない。こんな事をしたって何が変わる訳でもないし…そうしよう。
と、あきらめかけたその時。何処からともなくセブンスブログマニヤ達の心の叫びが聞こえてきた…
「お前はそれでいいのか? それで誰が喜ぶんだ? 普通のブログで終わるのか? 行けば何とかなる! 何かが起こる! とにかく行け!そして死ね」
ナイストゥーミーチューッ! ハヴィングァ グッタイム? (あぁ…俺どうなるんだろ?)
唖然とする外国勢。一瞬の沈黙の後、何名かが笑顔で挨拶を返してくれた(よし、このまま突っきれ!)
アイ ライク フォルクスワーゲン!
この一言で場の空気が軽くなり、いよいよ本題に入るのだが、真面目な話になるとイマイチ伝わっていないようで…
perdon?
この言葉が飛び交うようになる。そしてさらに…
Q.日本へはいつ来たの?
A.昨日はスシを食べたよ!
地球に隕石が落ちる確率よりも接触しないであろう会話…たぶん俺の発音の悪さが原因なんだろうけど、なぜか異様に盛り上がる一同。
一応記念写真を撮る事はできたが、無数の会話のすれ違いショックで完全に俺の心は折れ曲り。ホテルの部屋に戻って独り窓の外を眺めるのです。
何故だろう?まだ雨は降っていないはずなのに、新潟の夜景が滲んで見える…。