2020/12/11

31.仕入れ

実は海水魚専門店を考えていた時期があり、当初のセブンスは120オーバーフローを8本と500リットルのサンゴ水槽を稼働させる屈指の海水魚ショップだった。

仕入れは同業の先輩と車を相乗りして千葉県にある海水魚専門の卸業者へ。朝6時に出発し、関越道、外環、湾岸を経由して昼頃に成田空港近くの倉庫に到着。

そこには大小50本ほどの水槽がズラリと並び、泳ぐ隙間がないぐらいの密度で海水魚が泳いでいる。この光景は業販ならではで、小売のショップではまず見られない。

目的地に到着したという達成感と、ウジャウジャの海水魚を見て完全に興奮状態になり、いつも予算オーバーでツケにしてもらっていた。

寄り道しないで戻ってもセブンスに着くのは夜12時近く。そこから大量の魚の水合わせをして、家に帰るのは明け方だった。

そういう熱帯魚屋らしい事をしていた時期もあった。