2021/03/28
支援オークション開催のお知らせ
2021/03/27
100.出前
コンビニ弁当でもなく、立ち食い蕎麦屋のテイクアウトでもない。前日の売り上げが絶好調だった翌日だけ近所の定食屋からラーメンの出前を頼む。年に一度あるかないかの超スペシャルデーである。
一度食べに行ったら出前もやっているということなので、メニューのコピーを貰っておいたのだ。
前日から何のラーメンのするか?大盛りしちゃうか?そりゃもうドキドキしながら悩みに悩んで電話。そして待つこと約30分、飾り気のない白い軽自動車がやって来る。
裏手の物置に丸椅子を2個置いて、一つにはどんぶり、もう一つには自分が座る。
ビシャっとならないように慎重にラップを外し、割り箸を手に一口…あぁ、幸せ…と、同時にご来客。
「どうも、こんちわっす!」
今日のブログのネタは決まりだな。
2021/03/26
99.直伝
こんな自分が誰かに物事を教えるなんてのは烏滸がましい限りだったが、それでも役に立つのであればと指導役を引き受けたことが少しだけあった。
求められているのは技術的な事だというのは理解していたつもりだが、どうしてもそれよりも大切なことがあるとしか考えられず、的外れな指導しかできなかった事を今でも後悔している。
でも「水槽の向こう側には必ず人がいる」という事だけは理解して欲しかった。アクアリウムが人の命を救うこともあれば、殺すことだってある。それだけ精神面に影響を及ぼすポテンシャルを持っている事を知って欲しかったし、責任を持って行動して欲しかった。それが嫌だったら自分の趣味だけに留めておくべきで、仕事にするべきではないと。
30代序盤からそんなスタンスだったもので…そりゃハゲるわけだ。
2021/03/25
3月26日(金)の営業について
ご来店にあたり以下の注意事項をお守りください。
・商品は陳列されておりませんので、ご希望の商品を口頭でお伝えください。手にとってお選びいただく事はできません。
・店内は解体作業が始まっております。予期せぬ事故のリスクがありますので、12歳(小学生)以下のお子様の同伴はご遠慮ください。
・トイレは使用できません。
・ウィルス感染予防に伴う諸々のご配慮をお願いいたします。
上記事項をお守りいただけない場合は営業を取りやめる事もございます。ご協力よろしくお願いいたします。
26日は14時から18時まで商品のお渡し、販売業務を行います。4月以降の営業日は未定です。
現在の店頭在庫は下記の通りです。掲載商品以外の販売は行っておりません。
2021/03/24
98.シュークリーム
ケーキ1ホール余裕で食える激甘党の私にとっての最高のお菓子は「生クリーム」である。
ケーキとかではなく、生クリームそのもの。
そして、そんな私の夢を叶えた奇跡のシュークリームがセブンス近くの洋菓子店にある!
それは生クリームだけのシュークリーム、いわゆる生シューというやつで、甘さが絶妙のあっさりした生クリームがたっぷりと挟まっていて、上下のシュー生地は自らを一切主張してこない柔らかさで、生クリームの引き立て役に徹している潔さ。
ちょっとしたお祝いの時や、気分が落ち込んだ時は奥様に頼んで買ってきてもらって店で二人で食べた。150円で幸せになれる、何も贅沢はできないけど不満は全く感じなかった。
もしかしたら7番目よりも、もうちょっと天国に近いのかもしれない。
2021/03/23
97.パチンコ必勝法
毎月やって来る取引先への支払い期日、これが本当に憂鬱だった。どうしても1万足りない…そんな時はレジの釣り銭をかき集めて勝負に行った時もあった。
完全に病んだ俺はパチンコ雑誌の広告に出ている必勝教材に手を出した。今はまず無理だろうけど、その頃のパチンコ台は運以外で当てる方法があったのだ。
似たような広告が並んでいて、10万円を越えるものもあったが、俺が買えたのはせいぜい3万円の教材だった。支払いは1年ローン。
それでも期待に胸を膨らませて、毎月の憂鬱から解放された生活を楽しみにしていた。
届いた教材は菓子折り程度の大きさで、中には薄い冊子が数冊と、安っぽいカセットテープが数本入っていた。冊子は初歩的な釘の見方の参考書、それとグラフの書ける収支表で、カセットテープはその参考書を音読しているだけのもので、期待していた「打法」に関する記載は一切なかった。
1年かけて3万円のローンを返済し、右肩下がりの収支グラフを完成させた末、アホらしくなってパチンコを辞めた。
すっかり浄化された今から見て、ギャンブル依存性のカウンセリング料と思えば3万円は格安だったと思う。
2021/03/22
2021/03/21
95.幻の最終回
「いい石だしてるツアー」には未公開でお蔵入りになった最終回が存在していた。なぜ「いた」なのかは後に説明する。
その内容は当時小学生だった息子と原付二人乗りで佐渡ヶ島を一周した時の話で、集大成に相応しいものだった。
旅が終わってすぐさま描き始めていたのだけども、その頃は別の件で受けた挫折ダメージがあまりにも大きく、全体の1/3程度まで書いたところで手が止まってしまった。
その後は短い文章を書くのが精一杯で、それは今でも元に戻ることはなく、以前のような壮大な旅日記は書けないんじゃないかと思う。
それでも時が来たら再開しようとデータは保存してあったのだが、成長した息子がそのパソコンを部品取りとして解体してしまい、最終回は見事に幻となったわけだ。
忘れ物を取りに行くなら、今度は二人乗りではなく二台に跨って行くんだろうな。
2021/03/20
3月21日(日)の営業について
3月のADA商品ご注文受付最終日です、来月からはお電話でのご注文ができなくなりますのでご注意ください。総額5000円以下のご注文は商品お渡し時のお支払いで結構です、5000円以上の場合はご注文時にお支払いください。
その他の注意事項に変更はありません。
営業時間は9時から12時までです。
2021/03/19
94.参考にならない経営論
ある時期を境にヒマな時間を遊びに費やすようになった。おそらく常連さんに貸してもらった「世田谷ベース」の本に出会ってからだと思う。
自転車や原付バイクのカスタム、ミニ四駆とラジコン、店の内装を自分で手掛けるために恵比寿まで買い出しに行ったりもした。
店の床はオイル染みだらけ、いつも何かが焦げた臭いがしていて、とてもじゃないけどナチュラルリラクゼーションの気配すら感じられない空間だった。
でも、この頃が最も多くの人に慕ってもらっていたのも事実。理念が変わらなければセブンスは地元でも屈指の繁盛店になっていたと思う。
まぁ、後悔はしていないけど。
2021/03/18
93.道程
アクアリウムショップを立ち上げると決めたのが高校3年の春。実際に開業したのが20歳の夏。その3年間は全速力でフルマラソンを走っているような毎日だった。
ゴール地点は決まったけど、何をすれば良いのか見当もつかなかったので、まずは学校に許可をもらって地元のアクアリウムショップでバイトをすることにしたのだが、最初から問題発生で、まず自分の学校は夏休みしかアルバイトを認めていなかった。
そこで生活指導室に行き、将来のビジョンを熱心に説明すると、成績を落とさないことを条件に認めてもらった。
すぐさまショップに行ってバイト受け入れを頼んだのだけども、今は必要ないと断られてしまった。
店の外に出たものの、何か伝えきれていないような気がして、再び店に入り「バイト代要らないんで!」と頼んだら週末だけ雇ってもらえることになった。
卒業も近くなり、進学先をアクアリウム関連の専門学校に決めていたのだが「学費を払ってタダ働きさせられるだけだ」という率直なアドバイスに従って、バイトを続けながら地元の会計専門学校に通うことにした。
明確な目的を持って臨む専門学校生活は充実していた。卒業のための必須科目や取得検定に関しては、学校に直訴して自営業に必要なものに変更してもらった。まさか法人税法まで実践することになるとは思っていなかったけど。
実はこの専門学校生活には「結婚相手を探す」という重要な目標が隠れていて、何故かと言えば、失礼ながらアクアリウム業界で、さらに自営業ともなれば出会いの機会など皆無同然で、出遅れるぐらいであれば学生のうちに決めてしまおうと考えていたのだ。
なので、彼女(奥様)には交際一週間で「結婚前提です」と伝えてあった。意外に聞こえるかもしれないけど、ショップを立ち上げる覚悟に比べたら屁でもないレベルだった(奥様にとっては不運としか言いようがない)。
以上の話はそれでも順調に進んだ方で、一番の壁が「父親」だった。我が家は祖父、父の代と非常に真面目な職業で、姉二人の最後に産まれた待望の長男であった自分は当然のように同じ仕事に就くことになっていたらしい。それがどう間違ってか熱帯魚屋なんぞ目指すと言い出したものだから、将来の話になるたびに喧嘩になっていた。
実は中学3年の時にも同じような事があり、目指す職業は違えど、自分の可能性を否定されて夢を諦めていた。そんな父親が嫌で高校時代は家出同然になり、ずっと一人暮らしをしていた。
だから今度こそは諦めてたまるかと、必死に食らい付いたのだけども、戦況は不利なまま変わる事なく、勝手にアルバイトを始めていたりしていた。
風向きが変わったのは専門学校2年目の時で、急に父親が協力的になり、何が起こったのか探ってみると、父親の先輩やばぁちゃんが裏で動いてくれていたみたいだった。その頃から、これはもう俺だけの夢じゃないんだなって。
最後の壁を越えて堰を切ったようにプロジェクトは進み出した。そして誰もが気になる開業資金は、息子の大学進学のための資金として貯めてあった父の口座から出されたもの。
普通なら20歳そこそこの若造が店なんて持てるものじゃない。自分は運が良すぎた。だから最初のうちは怠けてしまったんだと思う。この境遇は多くの敵を作ってしまったのだけども、重要な話だがここでは割愛する。
受けた御恩はキッチリ返す。これが大学行かずに23年間で学んだ事。当たり前のことだけど、大学に行っていたらそれすら辿り着いていなかっただろう。
ここまでの道のりで唯一の心残りといえば、タイトルの響きに限りなく近い、女性経験の少なさか?
2021/03/17
3月18日(木)の営業について
3月のADA商品取り寄せ注文期限が近づいております。今月は21日の営業日が締め切りです。
お電話によるご注文は今月をもって終了させていただきます。4月、5月はメールをご利用ください。
seventh.heavens.info(at)gmail.com
(at)を@に書き換えてください。
その他の注意事項は13日と変わりません。営業時間は14時から17時までです。
2021/03/16
92.1997年7月4日
発端も経緯もむちゃくちゃだった7th Heavens(当時の綴り)開業初日。どうしてこの日に決めたのかは思い出せないけど、たしか夏のボーナス時期で有利だからみたいな感じだったと思う。でもその日は仏滅で、周囲からは一週間遅らせるべきだと言われていたけど、そんな事に影響を受けるぐらいの店なら長続きしないなんて強気なことを言って強行オープンしたのは覚えている。
開店は10時だったけど、9時前には家を出た。店に着くなり目に飛び込んだのは建物正面に付けられた特大の花環!パチンコ屋の新装開店か!?
その周囲には生花が飾られていたのだが、それらは同業の先輩が用意してくれると聞いていた。でも花環は聞いてない!
それには「祝開店 7th Heavens」と記されており、その横には送り主の友人の名前が書かれていた。
驚いたのは当然として、笑えたのは文字数の多い店名に対し、5文字だけの友人の名前の方が大きく書かれてしまっていて、どっちが祝ってるんだか分からない。そのおかげか、気づいた時には初日の緊張もすっかり解けていた。
私と同期の当時20歳そこそこの友人だったけど、今思うとこういう事に気が回るところが飛び抜けていたなと。自分はオッサンになった今でさえ「おもてなし」の一片もできやしない。
筋金入りの自己中なんだろうな。
2021/03/15
91.テレなんとか
商業施設だけでなく、一般住宅にもかかってくるのではないか?電話会社からのセールス電話。
飛び込みセールスで被害を受けているので、それが電話であろうとも全て断っていたのだが、上手いことNTT本部からのように装った代理店に騙されて来店を許してしまった。
電話を切ってから違うという事に気付き、断ろうかとも思ったのだが、相手の連絡先が分からず半ばあきらめていた。
数日後、配線工事の人が来たのだが、入ってくるなりその人の風貌があまりにも酷いので、思わず「やっぱりやめます」と、言ってしまった。
すると、それまで愛想の良かったのが一気に顔つきが変わり「どうしてですか!」という険悪な雰囲気に。
ここで「あなたが汚らしいから」なんて言ったらブチ切れそうだし、どうしたものかと悩んでいると「僕がこんな身形だからですか!?」と、言うもんだから自覚あんのかよ!?と。
だったらもっと小綺麗にすりゃあいいのに…事態はこじれる一方。
過去に詐欺に会った話などで、なんとか話題をずらしながらその場を凌ぎ、今後他の代理店とは絶対に契約しないし、する時はアナタを呼びますから。という事で終息成功。
それでも約束は約束。それから電話会社を変えることなく無事に電話の権利ごと解約になります。
2021/03/14
90.自動販売機
セブンスは大学とコンビニに挟まれているせいか、店の前は多くの歩行者が行き交う。それを自販機業者は見逃すわけもなく、開業まもなくセールスにやってきた。
よほどでなければボロ儲けなんて事はないだろうが、ギリギリ赤字にはならないだろうというので試しに置いてみる事に。
とはいうものの、ただ置いておくのも面白くない。と悪い癖が出てしまい、そこらの自販機ではまずお目にかかれないマニアックなラインナップがズラリと並んだ。
しかし、そういうのは良い立地条件だからこその「反作用」なわけで、1ヶ月経っても全く売れる気配がないと説得され普通に戻された。
そして当初の予定が的中し、見事に赤字ギリギリラインで推移。そんなところまで熱帯魚屋と同じで悲しくなる、俺は何を売っても結果が変わらないのだろうか?
そんな中、歩いて30秒の距離に同じメーカーの自販機が置かれた。どう考えてもお互いに利点があるとは思えないし、同じ会社が設置したのなら最低でも事前に一声かけるものなんじゃなかろうか?
と、問いただしたところ、明確な回答が無かったので即撤去。ノルマか歩合か知らないけど、機械しか見えていないんだろう。
水槽、自動販売機、それがなんであろうが、その向こう側には必ず「人」がいるのだ。
2021/03/13
89.ブログ
メールマガジンの代わりにブログを始めることにした。ブログという言葉が広がり始めた頃だったと思うけど、今はもうすっかり時代遅れになってしまった。
始めた理由は「臨時休業の案内を効率良く伝えるため」で、つまりサボるためであった。一応その頃はまだ休業に対する罪悪感があっただけマシだったと思う。
しかし、その「効率良く」というところが問題だった。店に来たけど休みだったという事態を避けるためには、ブログを毎日チェックする習慣をつけてもらう必要があったのだ。
毎日見てもらう。それはつまり「毎日書く」ということで、そこから悪夢が始まったわけだ。
平均1時間、長い時は3時間近く考えていた時もあった。さらに当時はパソコンを使わないと投稿できず、泊まりがけの旅行に行った時なんかはホテルの共用パソコンを使ったり、ブログを書くためにわざわざ日付けが変わる前に帰ってきたりして、連日投稿を維持していた。
まさに人生をブログに支配される地獄の日々だったが、多くの人との出会いや、驚異的な検索上位率を得ることになり「効率良く」の目標は十分達成できた…と、思う。
残念だったのは、これだけ書いたにも関わらず文章力が全く上達しなかった事。こういうのは量だけこなせば良いというわけではなく、ちゃんと勉強しないとダメみたいだ。
2021/03/12
88.自転車
姉のお下がりでマウンテンバイク風の自転車を貰って、しばらくの間チャリにハマった。
高校で原付の免許を取って以来チャリに乗ることはほとんど無く、道を選ばない乗り物の楽しさを改めて実感した。
だからあえて自動車やバイクでは通らない未舗装の農道を走ったり、小学校の遠足ルートの山道を駆け抜けたりしていた。何よりも維持費がゼロというのが良い。
そうするうちに、通勤だけでなくメンテナンス業務の移動もチャリで済むのではないか?と、考えるようになった。ただ、メンテにはある程度の道具が必要で、どれだけそぎ落としてもチャリに積むのは至難の業だった。
唯一、アウトドア向けの積載装備が付いているチャリなら可能性があった。しかし、その値段は原付バイク並みだった。
ここが原付改造を始めた原点だったのだが、いつの間にかチャリを楽しむという本題がどこかへ消えている。セブンスにはこのパターンの展開が少なからず起こっている。
2021/03/11
13日(土)の営業について
ご来店にあたり以下の注意事項をお守りください。
・商品は陳列されておりませんので、ご希望の商品を口頭でお伝えください。手にとってお選びいただく事はできません。
・店内は解体作業が始まっております。予期せぬ事故のリスクがありますので、12歳(小学生)以下のお子様の同伴はご遠慮ください。
・トイレは使用できません。
・現在、市内ではウィルスの感染が急速に広まっておりますので、諸々のご配慮をお願いいたします。
上記事項をお守りいただけない場合は営業を取りやめる事もございます。ご協力よろしくお願いいたします。
13日は13時から17時まで商品のお渡し、販売業務を行います。
現在の店頭在庫は下記の通りです。掲載商品以外の販売は行っておりません。