2017/09/27

汚れる事をためらうなかれ。

夕方になって雨が降ってきました。1週間前、山形にいたときも夕方からからの雨…あれからもう1週間が経ったのですね。

「山形強行カブの旅」は業界内外から予想以上の反響をいただきました、ご意見の大半は「アイツどうかしてるぜ」的な内容でしたが…。

この旅の内容はβ版の記事にしようかとも考えていたのですが、あまりにも道中が過酷で写真を撮る気にもなれず、そして走る以外はほとんど何もできなかったというワケでお蔵入りになりました。

例えばメーカー様でもショップ紹介をしていた時がありましたが、地元から近いとか、取引額が多いからと決めるのではなく、全特約店の名前を書いたルーレットを回し、そこにダーツを投げて決めると。そしてダーツが刺さった店が、例え長崎だろうが札幌だろが編集長がカブで取材に行くっていう企画なら、読者は毎月ワクワクしながら雑誌の発売日を待つ事になるでしょう

これがネット上でタダで読める記事だと、不思議な事に読者のワクワク度が半減以下になるのです。

ここが「本にしかできない事」の一つ。ページをめくるという行為はバイクのアクセルを回すのと同じ。次のページは予想もつかないストーリー、まさに俺が「この先自動車専用道」の看板を見た時の恐怖感(さすがに専用道を爆走したとは書けないけどさ)。写真の情報量は動画に比べれば1000分の1以下ですが、動画よりも1000倍読者の想像力を掻き立ててくれます。

本じゃなきゃ、アナログじゃなきゃ出来ない事が必ずあります。大きな決断をするのであれば進むべき道はそっちなんじゃないかと

もう二度と申し上げる事は無いと思いますが…
 
ご依頼いただければ喜んでノーギャラ(交通費別)でお手伝いさせていただきます」
 
輝いて見えるのは石橋ではなく吊橋を渡る貴方様でございます。