2019/01/06

7日(月)は14時より営業いたします

7日(月)はメンテナンス業務の都合により、店舗は14時から営業させていただきます。

正月早々にイレギュラーな仕事が飛び込んだりして疲労しております、こんな事ならバカみたいにピアノなんか弾いてないでしっかり休んでおけばよかった…

アステリティ180のベースとなるブロックは4段目まで積み上がり、残すところ1段となりました。5段積みはいつも私が使っているカウンターテーブル以来の作業で、高くなるほど誤差が生じやすいゆえ、趣味レベルでやるには難易度の高い領域だと思います。正念場ですな。

カウンターテーブルと同じという事は水槽の置かれる高さもソレと同じという事です。通常の水槽と比べるとかなり高い位置に置かれる事になりますが、それらも全て計算のウチで、水槽だけでなくブラ下がる照明器具も一緒に楽しんでもらうための絶妙な高さになる…はず、ですのでヴィンテージ照明好きの方々にもぜひ楽しんでもらいたいです。

実物を見ないと分かりにくいですが、今回のモルタル目地は隙間だらけの状態になっています。これを見て「ヘタクソだなぁ」と思っていただけたら私の勝ちです。今回のブロック積みのテーマは「悪質な手抜き工事で作られた経済成長期のマンションの壁」なのです。この手のマンションはブロック壁の上に断熱材やクロス壁を貼るので中身は見えなくなってしまうゆえ、このような手抜き作業になっている事があり、最近のリノベーションブームでむき出しの状態にされた後、少しでも見た目を良くしようと新しいオーナーの手によって丁寧に塗装されるわけです。

この「手抜き施工」と「愛情塗装」の相反する組み合わせが絶妙なB級ゾクゾクの雰囲気を醸し出すのです。

この隙間だらけの目地を意図的に作るのが非常に面倒で、わざと水分少なめに練ったボソボソのモルタルを詰めるのですが、全然くっつかないしボロボロと崩れ落ちるしで、丁寧にやるよりもよっぽど面倒でした。さらに手抜きをごまかすための演出として今度は水多めのシャバシャバのモルタルを上塗りして目地を軽く補修し、周囲にわずかな塗りの凹凸を付ければ素地は完成です。

そこまで考えているんですよ、私は。パッと見て「カッコいいなぁ」と思って真似てみてもできない理由にはそういう「隠れたストーリー」が込められているかどうかなのです。

そういうところはやっぱり「過程」を見ないと分からないでしょ?もったいないなぁ、いつでも見に来ていいよ。私はセブンイレブンのコーヒーがあればそれでゴキゲンなのです。