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2019/01/02

本年は1月5日(土)より営業させていただきます。


新年を無事に迎えられたことに感謝とお慶びを申し上げます、また1年間お付き合いください。

今年で年賀状の作成を最後にしました。セブンスからと表記されておりますが、毎年あくまでも個人用で業務的な年賀状は最初から送っていませんでした(お取引先さまからは毎年ありがたく頂戴しております、ありがとうございます)。なので、主に友人の手元に数日後コレが届くことになります。

今年のメインは高田本町のキャラクターである「夢まち子」です、アーケード街のタペストリーに描かれた彼女(男もいる)を見て一目惚れしてしまいました。勝手にコピーしているようですが違います、これまで年賀状で使ってきたキャラクターもそうですが、イチから描き起こしています。なので、ちょっと手を加えることも可能で、オリジナルのマチコは頭に桜の花が付いていますが、新春向けに梅の花にしてみました。

と、書けば一言で済みますが、この作業が非常に手間がかかり年末の悩みのタネでありました。だからといって手を抜いた年賀状を出すのはイヤなので、だったらファイナルにしちゃおうと(平成も終わりますからね)。

せっかくだから年号も終わりにしちゃえばいいんですよ、いつも西暦と年号を両方覚えなくちゃいけないからややこしくて、どこかで区切りをつけてくれないかなと。もしくは形式だけは残すとしても、領収書や書類とかの日付は全て西暦で統一するとかさ、このタイミングでしかできない事をやろうよっての。


営業納めだった30日の夜に20代半ばの若者3人とセブンス店内で忘年会のような座談会をしたんです。水槽の前にテーブルを置いて、持ち寄った惣菜や寿司を食べ、ビールを飲むという初めての試みでした。

彼ら(うち女性1名)はアクアリウム系の専門学校を出て、首都圏のショップに就職し、数年間働いた後退職して地元に戻ってきました。それだけ聞けば「挫折した」だの「ゆとり世代だから」だなんて言われそうですが、少なくとも3人全員が高校卒業の時に抱えきれぬほどの大きな夢と覚悟を抱いて専門学校への進学を決めていました。

そして専門学校で待っていたのは形式と体裁だけの無意味なカリキュラム、そんな中でも掴み取った就職先でも単なる労働力としてしか使われず、理想と現実のギャップに阻まれて帰郷を余儀なくされたのです。しかも、その学校の卒業生のほとんどが同じような道を歩んでいることを聞いて愕然としました。

私がアクアリウム業界のイベントに参加するとき、いつも若い世代の参加者の少なさに疑問を感じていましたが、そういう事だったんだなと。

アクアリウムを仕事にするには職人的な技術力と美術要素の高い想像力、維持管理するための分析力と判断力などが複雑に入り混じったスキルが必要で、実際にショップオーナーやトップクラスのクリエイターに会うと頭一つ抜き出ている人たちばかりです。そんな人間に育てなければいけない人材に対し、図鑑の魚の名前を覚えるだけの授業や、単純な重労働だけの毎日は無意味に等しいなと。

新しい人材を学費のヒモや単なる労働のコマとしか見ていないこの業界に未来はないなと、彼らはさすがアクアリウム歴が長いだけあって、自身の置かれている状況も冷静に判断できる分析力を会得していたのに、だけど「じゃぁ、俺のところ来いよ」と言ってやれるほどの収入がない自分に腹が立って仕方がありませんでした。

彼らは今、地元でアクアリウム以外の仕事に就いています。残酷な言い方ですが、一度離れて普通の世界を見てしまうと再びアクアリウムを仕事にすることは不可能に近いと思います、それほどこの世界は特殊で、過酷で、理不尽に満ちているからです。彼らの無念を想うと悔しくて、そして自分の恵まれていた環境に改めて感謝するのです。

私は昨年から身辺の整理を始め、新しい夢に向けた準備を始めました。今は終わらせることの方が多いですが、始める事の中には彼らのような新しい世代に活躍してもらうためのステージを与えるための準備が含まれています。2019年がそのための確実な一歩になる1年になることを願います。