趣味の店だけに来店者はこだわりの強い人が多かったし、いきなりドハマりする人もいる。
初来店から週5日ペースで来る人もいた。気持ちは分かるけども、さすがに疲れた。
滞在時間が1番長かったのは、昼過ぎに来店して流木を選び始め、終業前にはある程度の感じで組めていたのだけども「また明日来るので、このままにしておいてください」と、まさかの二日跨ぎ。
それでも目の前の事に対し真剣に向き合う姿勢は素晴らしい。
でもね、どんなに上手く組めたと思っても、翌日はショボく見えちゃうんだなこれが。
たまに近所で道路工事や住宅建設がある時に短期間だけ駐車場を貸す時があった。別に満車になることなんて皆無だし、ちょっとした小遣いにもなるし大歓迎だった。
ある日、不動産屋が近所のアパートに越してきた人の車を停めさせてほしいと頼まれた。1台なら全く問題ないので快諾したのだが…。
その人が車に乗ってきて駐車場の端に停めると…降りない。30分後、まだ乗っている。電話でもしているのか?1時間、降りる気配はないし、電話もしていない。3時間、5時間、ついに空が暗くなって中が見えなくなった。
翌日、どこかに出掛けているようで車が無かった。ちょっと安心したのも束の間、帰ってくるなり再び籠城開始。どういう人なんだろうか?激が付くほどの車好きか?はたまた降りると車が爆発するとか?まさかキアヌリーブスか!?
車を停めるだけなら全く問題ないが、さすがにコレは落ち着かない。仕舞いにはご近所さんから[最近お宅の駐車場に不審車両が…」なんて話になってしまったので完全アウト。見事に解約となりました。
サイン貰っておけば良かったかも?
震度4から被害を受けるのは酒屋か熱帯魚屋ぐらいだと思っている。
これまで幾度かの大地震の影響を受けてきたけども、幸運にも震源から少し離れていたおかげで致命的な被害は受けなかった。
それでも店内が水浸しになったり、物が倒れた事もあった。
もう一つの幸運は地震発生時にお客様がいた時が一度しかなかったこと。揺れている最中に水槽の前に立つのは本当に危ないから。
その唯一の時は小さい男の子を連れた夫婦が来ていた。一瞬照明がチラついたと思ったら突然グラグラッと揺れ出して、そんな時に男の子が俺が自作した不安定な陳列棚の前にいたもんだから、とっさ抱えて広い場所に連れて行き、揺れが止んでから父親のところに連れて行こうとしたのだけども、なんとその父親は電話をかけ始め「今熱帯魚の店にいるんだけどさ、スゴイ事になってるよ!」と。たしかにボンベは倒れてるし、水槽の水は溢れかえっていたから普段とはかけ離れた光景だっただろう。
さらに電話を切った後に魚の値段を聞き始めたのでもはや限界。冷静を装ってお帰りを促すので精一杯だった。
地球の上に住まわせてもらう以上、地震に遭うのは仕方ない。だけども、その後の「二次災害」はモラルさえあれば確実に回避できる。
生きている証拠を示すためにも、たまにはコラムを書きます。
セブンス百景も残り30話以下になりました。こうなるとブログの終わり時期も計算できるようになってきますが、3月の下旬ぐらいがエンディングになりそうですね。
セブンスかコロナ、どちらか先に終わるまでという事でしたが、ワクチン普及のタイミングで終わるという中途半端な結末になりそうです。
それ以降は業務的な内容だけになりますが、6月からのオークションに興味のある方は重要なお知らせがあったりしますので、引き続きチェックお願いします。
2月も終盤なのですが、再びの大雪で営業再開の目処が立ちません。遅くとも3月中旬には…と、考えております。
個人、法人共に確定申告が終わりました。法人決算だけ後から税務署に訂正を指示されキレそうになりましたが、やっぱり2年目ともなると訂正作業もスムーズにできるもんです。
おそらく来年はもっと効率良くなるんでしょう。何度も言ってますけど、世の中の事のほとんどはやれば出来ます。想像だけで出来ないと思い込んでいるだけです。
ほとんど家にいる毎日ですが、忙しく遊ばせてもらっています。自分のスキルが上がっているのを実感できます。あとはそれをどのように人のために役立てるか?ですね。
北風に煽られながら車内で凍える日々もあと半月で終わり。桜なんてどうでもいいから、早く受験が終わってほしい。
気温氷点下の車内で90分耐え凌ぐ術を模索してきましたが、たどり着いた装備はライトダウンのインナーの上にジャージ上下、さらにダウンジャケットを着る。そして夏用の寝袋の中にスッポリと入り、足元には湯たんぽ。さらに膝掛け毛布を体と頭に掛ければ完成。ここまでやれば90分どころか朝まで耐えられそう。
夏用とはいえ、やはり寝袋が効果絶大だった。ほぼコタツ。その日の気温によっては汗をかきそうになる。
しかし、眠くなるというという欠点があり、この間にブログや百景を書くのに支障を及ぼす。
車中とはいえ、四季を存分に感じさせてもらった。今後はキャンプのような自分の意思で決められる時間であってほしい。
…
……。
いや、寝てないっすよ。
…。
寝てなんかぁ…いるもんかぁ…話したいことが…山ほど…
いしだあゆみ!?
セブンスの前の道は小学校の通学路になっていて、ランドセル姿の子供が行き交っている。
ある日、下校途中の子供が外から店内を覗いていたので、その日だけ店内に招き入れるつもりが、調子に乗って毎日来るようになった。
ただでさえ子供嫌いだというのに、毎日なんてたまったもんじゃない。しかし、最初に招き入れた自分も悪い。なんとか穏便に解決できる方法はないのか?
そしてその日もランドセルを背負った数名がやってきた。そこで「学校から電話がきてな、下校途中にお店に入れるなって、先生に怒られたんだよ」と言うと、どの先生か?と聞くので「メガネの人」と答える。
メガネ先生は必ず存在する。しかも「怒られた」というワードから、子供の中ではメガネで一番怖い先生を想像する。
作戦は的中し、子供らは小声で「○○先生だよ」みたいな話になり、翌日からセブンスに平穏が戻った。
今頃彼らは20代後半か。おそらく嘘まみれの人生を送っているんだろうな。
何が発端なのか分からないけど、最近って「物を持たずに生きられる人」の方が立場が上になってきてない?
風向きが変わってきているのかもしれないね。
世界的なストイックブームが起きたら戦争も起きないだろうに。
とはいえ、人の物欲はそう簡単に消えはしないか。
そして今日も地球を蝕む癌細胞はウィルスという抗生物質に屈せず増え続けるのですね。
まるでラッセンのマリンアート画のような盤面が印象的な…は、ちょっと大げさだけど、そんなパチンコ台がセブンスに設置された。
個人的にも勝率8割の相性抜群機だったので、わざわざ中古台を買って店に飾ろうと考えたわけだ。
しかし、部屋にパチンコ台を置いた人は経験済みだろうが、静かな部屋で稼働するパチンコ台は想像の30倍超の大騒音。あれは元々うるさいパチンコ屋だからこそ存在できるモノなのだ。
当然の如く、その日のうちに撤去された。
巨匠が自宅の敷地に自然そのもののビオトープを作った。
「すげぇ、俺も作る!」
今は増築されて倉庫になっている場所がちょうど一坪程度の適度なスペースだったので、角材で周囲を囲い20センチ程の厚さに土を入れ、中央にはビニールシートで池を、木々や苔は近くの野山から失敬して、小規模ながらそれなりのビオトープが出来上がった。
そのうち虫や動物達のオアシスになるだろうと期待してみたものの、飛んできた(落ちてきた)のは負傷したトビのみ。
3年もすると囲いの角材がボロボロになり始め、一部を剥がしてみると…!!!
ビオトープは早急に撤去され、跡地は入念な消毒が施された。有機物を土に還そうとする自然の力は侮れない。
自分はアイスクリームを食べただけで下痢になるぐらい腹が弱く、営業中もトイレに駆け込むことがあるのだが、トイレ中に来客があると厄介なので、いつもギリギリまで我慢して一回で終わらせるようにしている。
その日も営業中に突然腹が痛くなり、トイレに行くことは確実だった。なので痛みの周期を計算しながらギリギリのところまで粘り「よし、今だ!」のタイミングでまさかの来客!
いつもはカウンターが定位置なのだが、そこまで戻るだけで漏れる危険性大。だからトイレの前で不自然に受け答えを続けるがもはや限界。
お客の前でウンコ漏らすぐらいなら正直に事情を説明する方が100倍マシなので、しばらく店内でお待ちいただきました。
こういう時だけは有能なスタッフが欲しいと思う。