巨匠が自宅の敷地に自然そのもののビオトープを作った。
「すげぇ、俺も作る!」
今は増築されて倉庫になっている場所がちょうど一坪程度の適度なスペースだったので、角材で周囲を囲い20センチ程の厚さに土を入れ、中央にはビニールシートで池を、木々や苔は近くの野山から失敬して、小規模ながらそれなりのビオトープが出来上がった。
そのうち虫や動物達のオアシスになるだろうと期待してみたものの、飛んできた(落ちてきた)のは負傷したトビのみ。
3年もすると囲いの角材がボロボロになり始め、一部を剥がしてみると…!!!
ビオトープは早急に撤去され、跡地は入念な消毒が施された。有機物を土に還そうとする自然の力は侮れない。